フランキー・マシーンの冬
評判
フランキー・マシーンの冬の評価:
4.40/5点 レビュー 30件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21〜28 2/2ページ
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4.40/5点 レビュー 30件。 A ランク
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ドン・ウィンズロウの作品を『ミステリー』に分類するのかは悩ましいところだ。正しくは『クライム・ノヴェル』というのに分類されるのだろう。そうは言っても今年の『このミス』で本作がトップ3入りすることは間違いないと思える。前作『犬の力』では完成に5年を要したが本作は1年で書き上げた。正に充実しきった筆は遊び心が随所に感じられる。そう感じるのは音楽や映画に対する『素養』である。本作に登場する『幸運な息子』や『グリーン川の殺し屋』というのはクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(いわゆるCCR)ヒット曲だし、主人公『フランキー・マシーン』もフランク・シナトラ主演の『黄金の腕(1955年)』に登場する。黒帯のビック・マックがトレーニングしながら聴いているのをマイルスの『ビッチズ・ブリュー』と言い切る元マフィアというのはちょっと遊びすぎな気もするが(ビッチズ・ブリューを一度でも聴いたことがある人ならそれは音楽通でも至難の業と理解してくれるだろう)、出てくる食事にしても一切妥協がない最上級の『遊び心』が読むものをシビれさせるのだと思う。
『犬の力』の時と違って時に短く章を区切り、自由自在に描く『フランキー・マシーン』のカッコよさに読んでいる間夢中にならない男がいるだろうか。本好きには絶対に外せない作品である。