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白銀ジャック
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白銀ジャックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全134件 101~120 6/7ページ
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ゲレンデに爆弾をしかけ、爆破予告を行う。「白銀ジャック」とはよくも考えたものだ。企業テロ?「ホワイトアウト」のように、極寒の中、犯人との戦いがまさに今から始まるのか! と、ワクワクドキドキの冒頭。 しかし、身の代金を1回・2回と渡すうちに急速に展開がダレていく。登場人物の言動も一人ひとりに一貫性がなく、「えっ?君はそういう人なの?」とヨレていく。 発想と筆者の筆力とネームバリュだけで出来上がった本という印象。構想に力を入れて欲しかった。ドガーンと初めにいかないことで、ラストはある程度予測ができてしまう。 ドガーンといったれや!!と過激な展開を期待してしまう読者がきっと多かったであろう。そんなことには決してならないことがわかりつつ、期待してしまうのが東野圭吾という作家だ。 本書が年末にランキングされるようでは、ちょっと困るなぁ。そういう意味では、今年の指標になると思います。 度肝を抜いてくれる次作を切望してやまない。 | ||||
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東野圭吾の新作。 タイトル通り、 スキー場を乗っ取る犯人と、 スキー場側の駆け引き。 と言っても、 圧倒的に犯人に有利な取引で、 スキー場側には、 ただ、何の事件も起こらないことを祈りつつ、 犯人の要求に従うだけなのだが…。 身代金受け渡しも、 スキー場ならではともいえるのだが、 僕としては、 わりかし早いうちに犯人と言うか、 真相の近くまでわかっちゃったので、 ☆一つマイナスかな。 トリックや、 推理よりも、 人間ドラマに重さを置いた作品。 そう考えると、 ちょっと、平面的な人たちが出てきたかなぁ、と。 まぁ、真相の中では、 なるほど、と思ったこともありましたけど。 | ||||
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東野作品は90年代のものはよく読んでいましたが、最近のものはさっぱり読んでいません。昔読んだ作品もほぼ内容を忘れているので、久々と言うよりは、初めて東野作品を読んだ、という立場に近い読み手としての感想です。印象としては、本当に「娯楽小説」。この一言に尽きます。そのうち映画かドラマにでもなるんじゃないかと思うエンタメ性でした。まあもともと小説は「娯楽」に違いないとは思うんですが、それなりの謎に、それなりの魅力を持った登場人物、それなりの疾走感、それなりの満足感、それらのバランスを程よく保つのは難しいと思います。この小説ではそれらがちゃんと同居していた印象を受けました。あと、スキーもスノーボードも縁遠い読者からすると、よく分からないウィンタースポーツ用語が飛び交うので、終始「どういう意味?」「どういう態勢?」「どういう乗り物?」「どういう形の機械?」と首を傾げなければならなくなるのでは、と思います。ただ、読ませるのは上手な文章なので、読了するのに困難を来たすというほどでもありませんでした。謎解きというものもないですし、犯人についてもおおよそ分かってしまうのではと思います。多少の意外性もありましたが、ミステリを求めて読まれる方にはあまりお勧めできないかなと思います。なんにせよ「娯楽小説」でした。文庫なら買いやすかったですし、個人的には楽しめたのでよかったです。 | ||||
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スキー場という題材自体、やや古くさい印象。自分はボードをやっていたので、情景がありありと思い浮かぶ作品でした。ただ、脅迫のわりに淡々としていて、盛り上がりにかける印象です。読み始めた瞬間、石持浅海の「水の迷宮」(水族館あての脅迫)を思い出しました。展開や人物構成が似ているだけに、文章やキャラクター、結末の美しさで「水の迷宮」が上。こういうストーリーが好きな方は、岡嶋二人の「ゲームの名は誘拐」もおすすめです。 | ||||
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スキー場に爆弾を埋めてスキー客全員を人質に身代金を要求するという前代未聞の事件.管理者,経営者,パトロールといったスキー場の関係者,さらには近隣住民やスキー客たちの思惑を巻き込んでストーリーは展開していく.・・・と,こう書くとなんだかスケールの大きい話のように聞こえるが,とにかくスキーやスノーボードの描写が多く,かっこよく描かれていて上級者に対する作者自身の憧れが垣間見える気がする.真相には意外性もあり,それぞれの思惑や伏線も破綻なくまとまっているが,ただ単純にスキー場を舞台にした話を書きたかったんだなぁというのが一番の感想. | ||||
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ばーっと読めて良い感じでした。ライトな感じなのでそんなに小説読まない人でも抵抗なく読めるんじゃないでしょうか? | ||||
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東野先生の作品はほぼ全部読んでいます。ほとんどの作品は内容や登場人物、展開やトリックなども全て素晴らしいです。私は個人的に、情景描写が多い作品がとても苦手です。あと、登場人物が多いのも苦手です。東野先生の作品はいつも、一字一句無駄がないというか全部がストーリーの重要な一部で、情景描写が少なくて読みやすいところが好きです。そして、登場人物も少なめ?だと思います。(主要な人はいつも数人でしょうか。)この作品は雪山の描写、スキーやスノボの描写が多いです。ストーリー上必要なのかもしれませんが、もうちょっと少なくてもいいと思いました。登場人物も、主要クラスの人がちょっと多めのように思います。東野先生はスノボがお好きなようなので、ちょっとご自身の趣味に走られた作品かな、というように思えます。大好きな東野先生の作品なのでけなしているわけではなく、ただ個人的に苦手な感じです。昔の短編小説「天使の耳」のような、短い中にも起承転結があって、全て一字一句無駄がない、それに登場人物も少ない、こういった作品をまたいつか書いて下さると信じています。あまり売れていないのかもしれませんが、私は天使の耳が一番好きです。短編で、どの話にもあっと驚く結末が待っています。すご〜〜〜くおもしろいこと間違いなしです。ぜひ読んでほしいです! | ||||
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「秘密」や「白夜行」の東野圭吾を求めて読むと、途中で投げ出したくなるだろう。プロットだけが一人歩きして人間が描き切れていない印象。どなたかが書かれていたが二時間ドラマの脚本として読めば面白い。 | ||||
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決してつまらない訳ではない。むしろ十分面白い作品だと思う。でも、読み終わった後にいつもの東野作品のような満足感はない。スキー場の爆弾を仕掛けたという脅迫状が送られてくる冒頭部分から、運営サイドの人々の苦悩、また事件とは平行して描かれる過去の事故や地元の人たちの思惑など、様々な伏線がラストにむかって、多少強引なところがあるものの、きれいに収束する。まるで上級バーンを華麗に滑り降りるデモンストレーターの滑走を見ているようである。でも、彼の実力を今までまざまざと見せつけられた東野ファンは、もはやど派手なエアか超高速滑降でも見ないと満足できなくなっている。そういうファンには、この作品はあまり冒険のない、無難なものに思えるだろう。繰り返しになるがストーリー自体は面白い。暇な時間に気軽に読む分には良い作品だ。 | ||||
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いつも思う。東野さんのアイデアはバツグンにすばらしい。今回は特に特にそう思う。 書下ろしでは無いのに、途中で訂正する可能性がたくさんあるのに・・・・ 途中から、イマイチな流れになってしまうのは何故だろう?一昔前に流行った「なんでだろう、なんでだろう。なぜあんんでだろう?」と歌いたくなる。 本当に勿体無い! | ||||
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東野圭吾は次から次へと作品が発表されていますが、力を入れて書いた作品と、そうでないものとが明確に分かれると思います。残念ながら本作は後者かなと・・。正義感が強く倫理観のある主人公と、利益追求型の経営陣とが対立する構図がありましたが、現代社会において、あの構図は考えづらいし安易かなと・・。大企業の経営陣ならもっと色んな戦略を持って、このスキー場を扱うはずですし。例えば、出張で新幹線や飛行機などに乗る時に読むには簡単で良いかもしれませんが、「読書の秋」に読むには結構浅い作品なのでお勧めはできません。 | ||||
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史上最速80万部突破!!のオビに思わず「読んでみようか」と手にとりました。 他のレビューにもあるように「映画化」「2時間ドラマ化」すると面白そうな感じで あって間に読了出来る作品でした。 ボクもラストのシークエンス描写に「こんな終わり方?」と思わざるを得ませんでした。 ラストまで一気に引っ張る疾走感と読みやすい文体には「売れている作家」を感じさせ ましたが。 文庫本だと「失敗した」と思った時の落ち込みも少なく済むので新刊を経ないで一気に 文庫化はこの時代には英断であり、作者と出版社には拍手。 | ||||
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いきなり文庫で新刊というのは大賛成です。 しかし期待が大きかった分、読後がっかり感は否めません。 自分がウィンター・スポーツに興味がないのも 読んでて辛い部分があり、途中で挫折しそうでした。 犯人もうすうすわかっちゃってて 最後まで読みましたが、痛快な東野作品を知ってるだけに 今回は残念に思います。 | ||||
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とても読み易く、短時間で読めてしまいます。それもあってかあまり感情移入も出来ず印象には残らないかな。短時間で一気に書き上げてしまった感じ。つまらなくはないけど、この著者の作品が初めてなら他の作品から読んだ方がいいかも知れません。 | ||||
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悪くない。 伏線も、途中の違和感も、全て最後で回収される。 最後は予想できない。 できるはずがない。 だけど、揺さぶられるものがなかった。 作者の名前に期待しすぎていたのかもしれない。 | ||||
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「ゲレンデの下に埋めた爆弾を爆発させる」という、スキー場での身代金脅迫事件を描いた物語。スピーディな展開で一気に読むことができた。脅迫事件が発生した場合の企業の経営を考えた判断や現場の反応などがリアルに描かれていた。 終盤まで事件の真実は分からないようになっているが、ところどころあった事件の違和感が最後に見事に完結している。惜しむらくは、事件の真実が意外なものではなく、想定していた範囲内であったことである。もう少し期待を裏切る展開がほしかった。 | ||||
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これまでの作品よりもありがちなストーリーだとは思いますが、読んでいて楽しめるとは思います。 これまでの東野圭吾の作品に比べると、最後にトリックが分かるまでのヒントの布石の打ち方とか、 専門的な領域での話しとかがなかったので、残念でした。 最後の話のまとめ方も唐突なような感じで、ちょっと残念でした。 | ||||
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2時間サスペンス程度の内容。映像化を意識して書いているのが見え見えで内容が薄っぺらい。 登場人物の誰にも共感できなくて、今までの“東野圭吾”が描く世界観が好きだった人にはお勧めできません。 “東野圭吾”作品だと思わなければ“それなり”に読むことは出来ると思いますが、それでもちょっと・・・。 | ||||
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東野圭吾の作品は好きでほとんど読んでいるが、今回はがっかりした。 これはないよ・・・ いつもなら、そう来たか〜とか、やられたーとか思う結末も、これは、えっ?!そんなオチ?!と言う感じです。 特に、最後の章の最後のシーン。 これはほんとに必要なシーンなんですか? いらないです! | ||||
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最初に断っておくが、小説としての目新しさや深さはない。ただ、これからの季節にはぴったりの本作品。 ミステリー小説を書く際の基本である、オチ→舞台→展開→登場人物のキャラ→詳細という順序がよく見える。 それゆえに、読者が物語のシーンをイメージしやすいのだろう。 悪化する経営サイドの事情が垣間見えるところは面白い。だが、次回作は東野圭吾氏お得意の「物事の裏側」をもっと重く描写した作品を期待したい。 今シーズンはひさびさにスノボー行こうっと♪ | ||||
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