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紅葉する夏の出来事
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紅葉する夏の出来事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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グルメがテーマの前2作とは打って変わって、人間の孤独や鬱屈をテーマにしたミステリー。派手さは皆無な地味な話のに、妙に惹きつけられ、ページを捲ってしまうのは作者の力量か。この人にこんな話が書けるとは思ってなかったので、少々驚いた。デビュー作と比べると、文章力や構成力が大幅にレベルアップしている。作者を間違えたのかと、思わず本を閉じて背表紙を確認してしまったほど。なんというか、一皮むけた感じ。テーマも登場人物もいい。伊東と悠馬の視点が交互に続く構成も成功しているように思える。だが、オチにつなげる流れがイマイチ。(オチ自体は嫌いではない)もっとRBとの絡みのシーンを書けば、唐突感もなくなったんじゃないかと惜しく思ってしまう。伏線の張り方も弱い。まあ、ひと夏の「紅葉する」出来事。ただそれだけの話だということなのかもしれない。そんな風に読めば面白い作品だと思う。帯の文句は完全に宝島社の失敗だと思うけど。なんでああ書くかね。他にもウリがある物語だろうに。ハードルを上げられた作者が不憫である。 | ||||
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