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【セバスチャン・フィツェック】
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サイコブレイカーの評価:
3.44/5点 レビュー 9件。 C ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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人生の選択にどこまで責任がもてるか?
そうきたか
この病のために職を失い将来への希望も見出せずにいる中、藁をもつかむ思いで服用した実験薬によって彼は特殊な能力を覚醒してしまう。それは、人生の場面場面における選択が起こし得る、あらゆる未来の分岐を瞬時に見てしまうという、いわゆる未来予知ともいえる特殊な能力だった。
私たちの人生もまた、主人公同様に選択と決断の連続でなりたっている。当然、選び進んだ道によって周囲へも影響を及ぼし、良しにつけ悪しきにつけ幾つかの結果をもたらすものだ。
しかし主人公は、結果を知った上で選択することを、じゃんけんの後出しの様で潔しとせず、彼を取り巻く人々の人生に影響を与えてしまうことへの責任を感じ葛藤する。
何れの選択がどの様な結論に結びつくのか予想の範囲を超えない私たち常人の方が、無責任で居られる分、余程幸せなのかもしれない。
作中で能力の理由づけを説明するために、ハイゼンベルクの確率論的宇宙論やダーウィンの進化論、また相対性理論などについて分かりやすく論じられているのが面白い。