漱石と倫敦ミイラ殺人事件

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評判

漱石と倫敦ミイラ殺人事件の評価:

6.67/10点 レビュー 3件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.67pt

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(7pt)

実にいいタイミングでした。

現在、ホームズ物を読んでいるこの最中にホームズ物のパロディ、しかも島田荘司作品を読むというのは正に今をおいて無いほど最適な時だった。
各種のホームズ譚をそこここに織り交ぜながら、登場人物をこき下ろす。しかも漱石の文体でそれらを語るというのが斬新だ。ドイルの文体と漱石の文体とを交互に使い、しかも同じエピソードをそれぞれの主観で語るものだから、所々食い違っていて面白い。ドイルの文体では例の如くワトスンがホームズを讃えるような口調で語られるのに対し、漱石はそのひねくれた性格ゆえか物事を常に斜めに観るような書き方をし、ホームズを狂人としか扱っていない。当時直木賞候補になったというのもむべなるかなといった感じである。

ただ、トリックの方はホームズ譚に同調するかのようにいささかチープな感じがした。犯人逮捕の手法といい、各キャラクターの配置といい、シャーロッキアンには堪らないものがあろうが、私には少し物足りなかった。
しかし、通常の島田作品張りの奇想溢れる事件であれば全体のバランスがちぐはぐになるだろうし…。難しいところである。

Tetchy
WHOKS60S
No.1
(7pt)

漱石と倫敦ミイラ殺人事件の感想

島田荘司作品は読後感の良いイメージが個人的にあるのですがこの作品もそうでした
ホームズ・ワトソン・漱石の三人が事件を解決するまでは正直少し退屈だったのですが、解決してからの展開がドラマチックで凄く良かった
三人の軽快なやり取りを楽しむ作品だと思うので深く考えず気軽に読むのが良いと思います

最終列車
KU3TJU3C