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【米澤穂信】
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追想五断章の評価:
6.75/10点 レビュー 12件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.75pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
追想五断章の感想
▼以下、ネタバレ感想
アイデア良し!個人的にはリドルストーリーは後味悪いのだが、この作品に関してはリドルであってリドルでない感じ。結末を迎えるまでのプロセスが上手く行き過ぎなのと、それでいて地味な印象があるので評価は抑え目にしました。
作中作がを全体の話を考えながら読むと面白く 儚い夢・満願より楽しませてもらった
アイデアは面白くよく練られたストーリーだと思います。作中作のリドルストーリーの内容が暗すぎるので、もう少し読みやすければ良かったかなと思いました。
伯父の営む古書店に居候する大学生。とはいっても休学中で鬱屈した毎日を送り怠惰な気分の日々。ある日若い女性が店に現れ、生前の父が書いた五つの掌編を探して欲しいと頼まれる。いってみれば大学生と若い女性ふたりの一時期の挫折感から立ち直る様子を絡めたミステリといえます。五つの掌編を探す理由。過去の事件を探る意味もあるのですが、真実と向き合える年齢になった自分の背中を押してくれるきっかけが欲しかったのでしょう。高額の報酬が動機としても大学生も今の生活には後ろめたさもあり、一歩踏み出すきっかけとして彼女の依頼を受けます。幼いころのおぼろげな記憶が五つの掌編に込められています。両親の愛情を再確認する彼女ですが、その道筋が手の込んだ掌編というアイテムを使ってミステリに仕立てる作者のセンスの良さといえます。小市民シリーズなどとは一味も雰囲気もトーンも違う作者の違った一面を見れる内容です。
▼以下、ネタバレ感想