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さよなら妖精



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さよなら妖精の評価: 6.33/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

さよなら妖精の感想

古典部シリーズ第三弾となるはずであった作品らしい。
この事は読了後に知ったわけですが、なる程序盤は古典部シリーズそのものですし、登場人物のキャラもかなりかぶってますよね。
古典部シリーズにしても小市民シリーズにしても、この作者の「日常の謎」モノが、私には少々軽すぎて「7点の壁」がありました。
この作品が、これまで読んだ作品と違うと感じるのは、その背景にユーゴスラビア紛争がある事が大きいのかもしれません。
多民族国家であるユーゴスラビアを構成する(5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を有する)6つの共和国の内、マーヤの祖国はどこかが最大の謎解きテーマになります。
伏線を拾い集めそれを推理するスタイルがこれまでの作品にないミステリらしさがあって好きですね。

無論謎解きだけではなくて、作品全体を通したテーマがあるのですが、
何事にも打ち込むことのなかった視点人物となる男性が本気になって円の外の世界に目を向けるようになる姿であるとか、この年齢にありがちな「自分は万能」という幻想が崩壊していく様子が描かれていたりします。
登場人物達の年齢に則したテーマといえ好意的というか感情移入しやすい描写ができているように思いました。
視点人物の男性を中心とした二人の女性との淡い恋心というか想いのすれ違いも描かれています。
この作品に恋愛描写など必要ないと思いますが、二人の女性の対応が非常に大人であり、作品をピリッと引き締めていますね。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.2:
(7pt)

さよなら妖精の感想

本当の意味での日常の謎。なので、謎解きを求めるミステリファンには物足りないかも

主人公は、まさに等身大の高校生。謎は、本当に日常に起こるりうる事(もちろんユーゴスラヴィアの人はなかなかいないですが)で、どことなく懐かしい印象を受ける。

つまり、等身大の青春……。

書いていて自分でもよく分からなくなってしまいました。とりあえず面白かったです

アンコウ
BKBVHN0W
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

さよなら妖精の感想

ミステリーの要素は強くないと感じました。

この本を読み、登場人物である異国の少女の出身国であるユーゴスラビアという国の歴史を知るいい機会になりました(地理的な場所すら知らなかった・・・><)。

青春時代に感じる、自分の無力さ、存在意義、友情、恋愛など
嫌味がなく織り込まれていて、とても読みやすかったです。

読後にせつなさが残りました。

いもくん
MIAT2731

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