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完璧な小説ができるまで



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【この小説が収録されている参考書籍】
完璧な小説ができるまで (メディアワークス文庫)

完璧な小説ができるまでの評価: 5.33/10点 レビュー 3件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.33pt

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No.1:
(5pt)

完璧な小説ができるまでの感想

人気小説家の監禁事件。ファンによる犯行かに思われたが……という始まり。

本書は小説家の狂気の物語。
あらすじや序盤にて何か良くない事が起きると読者には伝えられてある為、平穏な青春学園生活がおかしくなっていく不安感を持ちながらの読書でした。この気持ちはホラーやサスペンスとしての描き方で楽しめました。作中でスティーヴン・キングの名前が出てきた為、その著者の『ミザリー』を思い出す一面もありました。著者の気持ちを代弁しているかの様な小説に対する想いも楽しく読みました。

MW文庫なのでライトノベルのように軽い気持ちで読める作品ではありますが、描かれている内容はしっかりとしたホラー要素。その為、欲をいうともう少し重みがある文章だったり、登場人物の年代が少し高めだと狂気がより引き立つと思いました。軽い文章やキャラが若い年代なので、深みのある狂気というよりは若気の至りに近しい感覚になってしまったのが個人的に物足りなかった次第。

その他思う所として、宣伝方法が『予想外のラスト』『二転三転の衝撃』というPRなので過度な期待を持たせてしまうのが難点に感じます。思っていたのと違うという不本意な評価が得られてしまいそうですが、そういう作品ではないです。
『完璧な小説』というワードも強すぎる為、そこまで共感が得られなかったのが正直な気持ちでした。

egut
T4OQ1KM0

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