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月の淀む処



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月の淀む処

月の淀む処の評価: 5.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
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(5pt)

月の淀む処

 築40年、パートリア淀ヶ月。 過去を断ち切りこのマンションの一室を購入した紗希は新しい生活の一歩を踏み始める。 緑の整ったエントランス、堅牢な管理人、気さくな隣人、輝かしい新生活はある宵のマンションの奇妙な風習と共に瓦解する。 このマンションは何かおかしい、、紗希は隣に住むライターの真帆子とマンションの秘密を探り始める。 自身の秘密をも隠したままで、、、

笑顔で親切な人がいる。とっても好意的な印象。 でもその人が裏では怪しい宗教の糸を引いていたら? 将又犯罪を生業として生きる人だったら? それまでの笑顔や親切が大きいほど、それは反転して恐怖に変わるだろう。 本作はそんな怖さを感じさせる。 マンションの真相に近付けば近付くほどに変わらない住人、ありふれた日常が恐ろしく思えてくる。 
ホラーミステリとしてはミステリ成分は低め。 山奥の村の因習を都会のマンションの持ち込んだような雰囲気、紗希に平穏な世界は訪れるのか否か、常に先の気になる話だった。

りーり
9EDFH0HC

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