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絶望系 閉じられた世界



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絶望系 閉じられた世界の評価: 6.00/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

絶望系 閉じられた世界の感想

「封印された奇書。圧巻の暗黒ミステリ」
との惹句に引かれ読んでみましたけど、本作は暗黒ミステリではなく暗黒神話(世界の成り立ちに関する物語)ですね。
要はミステリ要素は0です。
ただ非常に衒学的に作り上げられたと思われる物語なので、アンチミステリではない(そもそもミステリではないので)けれど、確かに「奇書」と言える出来で、その衒学的意図・趣向に面白さがある作品だと思います。

ところで本作の「俺の部屋に天使と悪魔と死神と幽霊がいる」という物語のはじまりは、同氏の代表作中の「この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい」のセルフオマージュでしょうか。そう考えると両者は「明朗(萌え)神話」と「暗黒(エロ)神話」という裏表の関係で、本作中で天使と死神が「萌えとエロの違い」について延々と議論する描写があるのも必然かもと思ったり思わなかったり。


▼以下、ネタバレ感想

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AliceinAbyss
RG0JBP5M
No.1:
(5pt)

絶望系の感想

谷川流さん2冊目の読了。フーダニットとして読むなら登場人物が出揃った時点で特定できてしまう難易度だが、この作品の本題はそこでは無かった。ある人物につきつけられるのは残酷な世界の構造。語り手に対する違和感も最終章にて明かされる。これを読了した人には「ボトルネック」か「神様ゲーム」を薦めたくなる(笑)。

水生
89I2I7TQ

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