■スポンサードリンク


白銀ジャック



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
白銀ジャック (実業之日本社文庫)
白銀ジャック

白銀ジャックの評価: 5.92/10点 レビュー 13件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.92pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(7pt)

白銀の斜面を滑るかのようにスピーディ

おっさんスノーボーダーである東野圭吾氏が存分に自分の趣味を全面に押し出したのが本書だと云えよう。冬季オリンピックを題材にしたエッセイ『夢はトリノをかけめぐる』で述べられていたスノーボードをテーマにした作品『フェイク』とは本書のことではないだろうか。

しかし実業之日本社文庫創刊の起爆剤として文庫オリジナルで発表された本書は単行本で出してもコストパフォーマンスはよかっただろうと思われるクオリティに満ちている。

物語は新月高原スキー場に爆弾を仕掛けた犯人と経営者側の攻防を主軸に、1年前に起きた北月エリアでのスキー客死亡事故、その事件で閉鎖状態にある北月エリアの煽りをもろに受けて不況に苦しむ北月町の人々、そして間近に控えたクロス大会とそれぞれの事情を盛り込んで繰り広げられる。

この全てが見えない糸で導かれるかの如くに解き明かされるこのカタルシス。
いやいやこれが文庫オリジナルなんてどうしてどうして!物凄くコスパの高い作品ではないか!

物語の結末はちょっと苦い。

今回珍しく思ったのは全編にスキー、スノーボードの専門用語や俗語が横溢していながらもそれらについての細かい説明などはなかったことだ。それは日本人ならば当然だろうと、ウィンタースポーツの門外漢を置き去りにするが如くで、とにかく「俺はこれが書きたかったんだ」と作者が愉しんで執筆していることが行間から滲み出てくるほどだ。
物語の最初から終わりまで、まさにスキー、スノーボードの疾走感を覚えるが如く一気読み必至の1冊だ。
ドラマ化されたのも頷けるほどの出来栄え。録画しとけばよかったなぁ、ドラマ。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ハズレではないのだが

東野作品を完遂しようとする人間にとっては辛めの評価となるであろう物語。
スキー場に爆発物が仕掛けられ、脅迫されるという設定。
私には脅迫者も、その影の黒幕も容易に想像できてしまったのがいただけない。
犯人側からの視点でも書き、時間の概念も入れて、ハラハラドキドキさせて欲しかった。

全くのハズレではないが、当たりでもないという中途半端な作品。
読んで疲れることはないので東野氏の初心者向きかも。
この出版社から出ている東野作品はスキー・スノボ系なので、それらが趣味という人には好かれるかもしれない。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

白銀ジャックの感想

テンポよく読めたがちょっと物足りなさあった。

呑んだくれ
P3S7II56
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

白銀ジャックの感想

一度だけスノボしたことがありますが、この作品を読んでもう一度行きたくなった。

マグル
ZH9M7YFR
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

白銀ジャックの感想

僕の推理がことごとく外れた~
結末がなかなかに意外だったかな。
まあ先があまり読めない感じは、それはそれで面白かった。

アンコウ
BKBVHN0W
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

白銀ジャックの感想

スキー場が人質。まず警察に知らせようよ。と思いながらもスラスラ読みました。
なぜだか昔の東野圭吾作品を読んでいる印象を感じます。
スキーやスノボをする人はより楽しめそうですね。

aspol
NY52ZXBG

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!