【藤沢周平】
用心棒日月抄
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日残りて昏るるに未だ遠し――家督をゆずり、離れで隠棲の日をおくる清左衛門は、日録を記すことを自らに課した。
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円熟期にあった作家の、代表的短篇連作シリーズ旗本の家を出奔、裏店に住みついた平四郎、「よろずもめごと仲裁つかまつり候」の看板を掲げた。
元・岡っ引きの伊之助の心に去来する、別の男と死んだ女房の面影――。時代小説の名手が描く、江戸のハードボイルド。
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短編の名手が綴る 哀しく愛しい男と女貧しくも、明日への夢を持って健気に生きる女。
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――殺しだよ。傷は、柔術で言う独古(どっこ)と呼ぶ急所を抉ったあとだった……。
時代ものの小説を書いていると、とかく筆が江戸期にむかい、またその時代を小説にするのが一番面白い。
さびしげな花の色にたくして武家の老女が語る若き日の淡い恋とそれにまつわる仇討ちの話。―異色の表題作ほか名手会心の七編。
部屋住みの源次郎が心寄せる娘の家が突然改易。父親は藩金横領の科で切腹させられたらしい。
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無外流の剣士として高名だった亡父から秘伝を受け継いだ路は、上意討ちに失敗して周囲から「役立たず」と嘲笑され、左遷された曾根兵六にその秘伝を教えようとする。
市井の人々の悲哀をつつみ、今日も「しぐれ町」は明け暮れる――。再会、借金、深情け。
この短編集のあちこちに、この私の風景が点在している。――著者別れた亭主が子と消えた……。
剣の屈指の使い手であるにもかかわらず、役所きっての自堕落者と知られる玄次郎の心の闇とは? 虚しさと憐れみが去来する8篇
老いを感じる男の人生の陰影を描いた傑作長篇心が通わない妻と放蕩息子の間で人生の空しさと焦りを感じる紙屋新兵衛が、薄幸の人妻おこうに想いを寄せ、深い闇に落ちていく。
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酒びたりの父親が嫁入りの邪魔になると娘に泣きつかれた母親、岡場所に身を沈めた幼なじみと再会した商家の主人、五年ぶりにめぐりあった別れた夫婦、夜逃げした家族に置き去りにされた寝たきりの老婆……市井に生きる男女の哀歓と人情の機微を、鏤骨の文章でつづる珠玉の七品
暗い水底で息を潜める、巨大な気配。不可思議な力に導かれた男女の機微に迫る。
豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ遣わされる。
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維新回天の夢を一途に追って生きた男の生涯山師、策士と呼ばれ今も誤解のなかにある清河八郎は、官途へ一片の野心ももたない草莽の志士だった。
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薩摩討つべし! 悲劇の志士・雲井龍雄の短く激しい生涯奥羽列藩を襲った幕末狂乱の嵐のなか、討薩ひとすじに奔走し倒れた雲井龍雄の生涯を、熱気のこもった筆致で描いた異色長篇歴史小説。
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漆の実のみのる国-上杉鷹山の描いた夢関川夏央が読む「漆の実のみのる国」絵でみる上杉鷹山の事跡/上杉鷹山の改革思想
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初老の勤め人の孤独と寂寥を描く唯一の現代小説『早春』。加えて時代小説の名品二篇と随想四篇。
川端にひっそりとある赤提灯で、互いに話すこともなく黙々と盃を重ねる4人の常連。30過ぎの浪人と危険なにおいの遊び人。
旅と歌作に壊れやすい身体を捧げた稀有の歌人・長塚節の生涯を清冽な文章で辿る、会心の鎮魂賦。