ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

夜になると、僕は化け物になる。 寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

『君の膵臓をたべたい』の住野よる史上 いちばんキュートな主人公、登場! 「朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。

高校生の茜寧は、友達や恋人に囲まれ充実した日々を送っている。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

二〇六〇年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

青春小説の旗手・天沢夏月がおくる、迷える高校生たちの物語。 タイムカプセルに入っていた「今の自分」への手紙。

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

親友に告白されたい。そして失恋させたい。

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー 「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。

「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

ちぎれそうな身体だって、おれの走りをするんだ。

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。

私はいずれ、夫に殺されるかもしれない。義父の弔問に訪れた前妻の佑香。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

人にはポイントがある。ルックス、学力、コミュ力。

ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。

直木賞受賞、第一作 待望の書き下ろし長編 母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。

高2の茜は、誰からも信頼される優等生。しかし、隣の席の青磁にだけは「嫌いだ」と言われてしまう。

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。

誰とも比べなくていい。

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。

14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。

突如転校してきた森山燐は不治の病を患っていた。俺は彼女と共に、ライブを演り、最高の時間を共に過ごし…そして、燐は死んだ。

あの日消えてしまった初恋を、今もずっと忘れられずにいる――。 僕の大学生活は平凡だった。

皆が望む、「いい子」を演じていた。 あの家族に出会うまでは――。

『いなくなれ、群青』、シリーズ完結編! 2019年9月、実写映画化! [主演:横浜流星、飯豊まりえ] 真辺由宇。

最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。

かつて愛した妻、入院中のお母さん、セフレみたいなあいつ、生まれくる我が子。 どの命にもいつか終わりが来るから。

親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中２の百合。

初めて会ったはずの君に 僕はどうしようもなく惹かれた 中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。