あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。

会いたくはなかった。「あの日」の仲間には。

これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。

屋敷のどこかに眠っているはずの、一枚の絵を捜して欲しい―昔馴染みの女性の依頼で、佐々波と雨坂は、山の上に佇むある洋館に向かった。

天久鷹央。天医会総合病院、 統括診断部の部長を務める彼女は、 明晰な頭脳と圧倒的な知識で、あらゆる疾患を看破する。

鷹央先生、 これまで本当に……。

突然気を失った小暮井ユキがめを覚ますと、そこは雨坂続の傑作『トロンプルイユの指先』の舞台だった。

大学生ユキが出会ったのは、演劇サークルに所属する大野さんと、シーンごとにバラバラとなった脚本に憑く幽霊の噂。

新人刑事の無藤太郎は、名探偵刑事・南塚と、名家の当主・北小路の盟友コンビのせいで、幽霊がらみの事件にかり出されるように。

佐々波と雨坂が、本当に編集者と作家だった、若き日の物語。ある一人の女性の存在と本にまつわる謎が、眠れる天才を呼び覚ます。

かつて子どもだった すべての大人たちへ。郵便配達人・時任は、階段島での生活を気に入っていた。

鷹央の兄、天久翼。 兄妹シリーズ、始動！ 神酒クリニック。

新聞部の創設。柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱する。

鷹央と小鳥遊。 二人の医師、運命の出会い。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

高校二年生になった正太郎。

烏丸花頴の若き当主ぶりも板につき、執事の衣更月とも息が合ってきた今日このごろ。

検索エンジンとSNSで世界的な成功を収めた企業・ハルウィンには、超能力研究の噂があった。

私たちの中にアンドロイドがいると仮定しましょう。もっとも人間からかけ離れているのは、だれ?―二年前の初夏、中学校の屋上。

AI戦争×異能力バトルの金字塔！ 現実世界の桜木秀次郎からのメッセージは、香屋歩に「切り札」を与えた。

もうすぐすべてが終わる。咲良田の歪んだ物語が……。

見聞きしたことを絶対に忘れない能力を持つ高校生・浅井ケイ。世界を三日巻き戻す能力・リセットを持つ少女・春埼美空。

「お前の推理は、全ボツだ」―駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。

新生『エメラルドの探偵』は、ピアスで茶髪な軽い男。

あなたは架見崎の住民になる権利を得ました―。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。

冬がきて、烏丸家にもクリスマスの季節がやってきた。

嘘をつく──それは、何を守るため? 風見高校に教育実習生がやって来た。

二年前に死んだ相麻董が、能力により再生した。ケイは彼女が平穏な生活を送るため、咲良田の外に移り住むべきだと考える。

最強が愛したただ一人の、女性。ウラル。

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。

「私の中のなにかが、リセットを使いたくないと考えている」相麻菫が死んで二週間。中学二年の夏の残骸が香る季節。

『いなくなれ、群青』、シリーズ完結編! 2019年9月、実写映画化! [主演:横浜流星、飯豊まりえ] 真辺由宇。

能力の存在を忘れ去るよう、記憶の改変が行われた咲良田。

天才小説家と天才の原稿を追い求める編集者のミステリー、感動の完結! 天才作家・雨坂続が再び眠りについて2年。

思い出に浸って生きる男・佐々野は写真の中に入る能力を持っていたが、赤い目をした女の子によってその力を封じられていた。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

裏切り。疑念。

「迷宮庭園」に暮らす宮籠彩人は、花の言葉を伝える華術師の貌を持つ。

千年前、女は神からの求婚を袖にして、愛する男と共に輪廻転生の呪いをかけられた。

未知を愛した青年、人間を信じた怪物。 魔術が終わる時代に、ふたりは戦場で出会った。

架見崎。誰も知らない街。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

香屋歩は臆病者を自認する。知らない人に話しかけられるどころか、すれ違うのすら怖い。

男は毎日、同じ行動を繰り返す。起床し、新聞を読み、改札で電車を待つ。

両親を事故で亡くした女子大生・笹木唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

怪事件を収集する准教授×嘘を聞き分ける大学生の民俗学ミステリ! 「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」 人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。

冬間美咲。あるいは、ウォーター架見崎という街から生まれた、最も新しい伝説。

「理想の当主になって頂きたいとは思わない」という衣更月の一言から、自分が“顔のない後継者”だと思い悩む花頴。

「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。

私、生徒会長、辞めるね―。あまりに突然の告白に、みなが言葉を失った。

この事件は、私には解決できない。

賢者の円卓。通称「ＰＯＲＴ」の頂点に君臨した男、ユーリイ。

謎解きを通し〈古典部〉メンバーの新たな一面と出会う、シリーズ最新刊! 奉太郎が省エネ主義になったきっかけ、摩耶花が漫画研究会を辞める決心をした事件、えるが合唱祭前に行方不明になったわけ……。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。