クリスマス直前の気分に華やぐ聖マルグリット学園。だが、外の世界では「2度目の嵐」が迫りつつあった。

クリスマス当日、ヴィクトリカが所望したのは、15個の謎―必死で謎を集める一弥は、村に起こりつつある異変に気づく。

少女は白いドレスを着て、緑の絨毯の上で待っていた。草いきれすらも、心地よい。

少年は、迷いの中にあった。一度は、救い出すことができた。

西欧の小国ソヴュール、聖マルグリット学園に東洋からの留学生がやってきた。

夏の終わり、山間に位置する聖マルグリット学園を少し早い秋の訪れを感じさせる、涼しい風が吹き抜ける。

「帰りたい」と少年は強く願った。「一緒に」と少女は強く思った。

遠い海を越え、ついに辿り着いた新大陸で巻き込まれたのは、新世界の成功を象徴する高層タワーで起きた爆破事件! そのとき、タワー最上階のヴィクトリカと、地下の一弥は――! ?大人気ミステリ新シリーズ、第二弾!

前世紀初頭、ヨーロッパの小国ソヴュール。

NYに到着後、一弥の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと一弥。

新大陸に到着した早々、難事件を次々解決したヴィクトリカと一弥。開業したグレイウルフ探偵社には早速、依頼人が殺到。

新天地ニューヨーク。一弥は新聞社で働きヴィクトリカは探偵事務所を構えた。

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。

優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。

「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった」川村七竃は、群がる男達を軽蔑し、鉄道模型と幼馴染みの雪風だけを友として孤高の青春を送っていた。

「山の民」に置き去られた赤ん坊。

あたし、大西葵13歳は、人をふたり殺した…あたしはもうだめ。ぜんぜんだめ。

誰も“透明な存在”になんかさせない。“幸せそうな若い女”を狙って刺され、ＳＮＳから消えた優里亜。

かつて、名探偵の時代があった。

とある事情から逃亡者となった“ぼく”こと巣篭カナは、逃げ込んだダストシュートの中で全裸の美少女・白雪を発見する。

東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。

中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。

鎌倉で小説家の父と暮らす少女・荒野。「好き」ってどういうことか、まだよくわからない。

謎と浪漫の読書俱楽部に貴方もいかが? 東京、山の手に広々とした敷地を誇る名門女学校「聖マリアナ学園」。

2021年2月、7年ぶりに声を聞く母からの電話で父の危篤を知らされた小説家の「わたし」は、最期を看取るために、コロナ禍下の鳥取に帰省する。

美しい娼婦の四姉妹が遺したもの

伏―人であって人でなく、犬の血

東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。

本の街・神保町を舞台にした極上サスペンス 四十過ぎの翻訳家・吉野解は、かつて自分が下宿していた古本屋の二階で謎の美女、白井沙漠と出会う。

西暦1627年、ドイツ―魔女狩りの苛烈な嵐が吹き荒れるレンスの町で、10歳の少女マリーは“アンチ・キリスト”に出会った…。

俺たち、久々の共闘になりそうなんだ 命を狙われる謎の少女を守る「紅」、全国を騒がす偽札事件を追う「橡」。

死んだ男を囲む二人の女を描いた「このたびはとんだことで」、奇妙な青春譚「モコ&猫」など作品世界が鮮やかに広がる六つの小説集。

一人の男を巡る妻と愛人の執念の争いを描いたブラックな話から、読書クラブに在籍する高校生の悩みを描いた日常ミステリー、大学生の恋愛のはじまりと終わりを描いた青春小説、山の上ホテルを舞台にした伝奇小説、酔いつぶれた三十路の女の人生をめぐる話、少年のひと夏の冒険

険しい山々に囲まれた聖マルグリット学園。

偉大なるスター、キング・オブ・ポップが51歳で急逝した。