ななつのこ
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初版刊行(参考)
種別
短編集
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77回
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あらすじ
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評判
ななつのこの評価:
7.55/10点 レビュー 11件。 B ランク
ななつのこの総合評価:
7.83/10点 レビュー 54件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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やっぱり小説は予備知識や思いこみをできるだけ排除して読んだほうがいいな、と改めて思わされた一冊。最近のぼくは前情報を遮断するため、文庫本を買って帰宅すると同時にカバーを一旦外して裏表紙の文章を読まない工夫をしている。
そんな工夫をしていても「この小説が日常系ミステリの良作の一つ」という予備知識はあった。だからこそ、上記のストーリー設定を読んで「こんなややこしい手続きを踏んだ連作短篇集だったのか」といい意味で衝撃を受けた。
ストーリー的にも時間軸的にもつながりをもたせた連作短篇集であり、正直なところ、ミステリとしての短篇それぞれの謎解きは軽くてふわっとした印象で、「それはさすがにどうなんだろうか」というオチも少なくない。しかしながら随所にちりばめられた人物や言動が最終話にきれいに結びついて、「ああ、だからこそこのタイトルなのだ」と読後感はよかった。おそらく作者は、この大きな謎を最後に開示するために、一つ一つの小さな謎をつづったのだろう。
惜しむらくは、1999年の作品ということで、登場人物たちの言葉のチョイスにむずむずし、ユーモア部分がかなりすべっていると感じてしまうところ。平成はかなり過去のものとなりつつあるのだなあ。