剣と薔薇の夏
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
剣と薔薇の夏の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
剣と薔薇の夏の総合評価:
8.00/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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黒船来航後、開国した日本は、日米修好通商条約を締結することとなったが、その批准書を携えた使節団がアメリカを訪れることになった。
1860年という南北戦争の前年にニューヨークを訪問した彼らは、米国民の熱狂的な歓迎を受けるのだが、その陰で、使節団への脅威とも受け止められる、奇怪な連続殺人が起きていたのだった…。
単行本で、1ページ2段組みで450ページ余り、文庫だと各430ページ余りの上・下2巻、しかも、改行が極めて少ない、という構成ですが、文章そのものは難解なものではなく、「歴史小説」好きならば、すぐにのめり込んでしまう小説だと思います。
1860年のアメリカ・ニューヨークの情景、そこに住む人物、社会情勢、さらには、政治的背景まで、きわめて丹念かつ精緻に描かれています。
1860年のニューヨークへ、時空を超えた旅をさせてくれる重厚な歴史小説です。
さらに、ミステリの部分も充実しています。
不可解な移動をさせられた死体の謎、死体に添えられた聖書の一部は何を意味するのか、さらには、密室状況での殺人事件発生と、本格ミステリの要素が詰まっています。
この難事件に取り組むのが、アメリカ人の新聞記者ウィリアム・ダロウと挿絵画家フレーリで、全編がアメリカ人の視点による文章となっているところも、ユニークなところです。
さらに、ジョン万次郎のような日本からの漂流民、ジューゾ・ハザーム(狭間十蔵)も魅力的な登場人物で物語を面白くさせています。
本作品の著者は最近まで知らず、ネット検索で突き当たった作品です。
ネットの普及していない時代であれば、未読のままになっていたことでしょう。
ネットの時代で良かった!