私の男

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初版刊行(参考)
種別
長編
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4,967回
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2
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25
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あらすじ

2007年10月30日 私の男

優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―。黒い冬の海と親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった著者の真骨頂。(「BOOK」データベースより)

評判

私の男の評価:

5.25/10点 レビュー 4件。 C ランク

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平均点5.25pt

私の男の総合評価:

6.67/10点 レビュー 315件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.311
(2pt)

なぜカメラのフィルムを誰も現像しなかったの?

津波によって家族を失い、孤児となった12歳の少女「平中花」。花は戸籍上は遠縁にあたる男「淳悟」に引きとられる。淳悟は25歳で、海上保安官だった。淳悟は花と北海道の紋別で暮らし始める。こうして花は新しい「おとうさん」と同時に「私の男」を手に入れる――

 読みはじめたときから、読み進めているときも、読み了わったときも、ずっと気持ち悪かった。国語の読書感想文的に「作者はどういう気持ちで書いたと思いますか?」と問われたらなんと答えるだろう、と思いながら読んでいた。

 作者は巧妙で、淳悟を糾弾していないし、花に賛同してもいない。あるいは淳悟を許諾していないし、花を断罪してもいない。ただただ「親子の関係」を描写し続けるだけ。読者は「自分の観点と感情」で2人の物語を読み続けるしかなく、ぼくはこの「宙ぶらりん」で「責任を放棄」した物語を読んでいてむずがゆかった。

 既読の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『少女には向かない職業』にも「悪い父親」が登場して悲劇が起こったが、ぎりぎりに「未来」があった。しかし、この『私の男』は、あたかも未来がないことを示すように、物語が過去へ過去へと逆流していく。

 桜庭一樹は『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』のヒロインの一人に「海野藻屑」という名前を付けているが、この小説のヒロインは淳悟に引きとられて「腐野花」になる。悪趣味。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.310
(5pt)

好き嫌いに分かれる本

自分の心の奥底に沈めてた感情を掘り起こし揺さぶられた。物心ついた頃からの孤独感、空虚感、心の闇を知ってる人には刺さる作品だと思うので好き嫌いに分かれます。主人公の親と死別するシーンは堪らなかった。戸籍上の義父との絡みのことを気持ち悪いと言う人もいるけど世界中でひとりぼっちと思う2人がいれば無理もないことだと思う。気持ちの上でいつもいつも崖っぷちにいる2人に共感できたら好きな本になるはず。フィクションに倫理観求めてない。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.309
(4pt)

映像的な作品

インモラルな関係性が明らかになっても、先が気になって読み進んでしまう。
現代?から過去に遡っていく構成なのだから今更淳吾の行方が読み解ける訳もないのに。
まぁ彼の心の裡は直接描かれてはいないけど、悲しみに満ちているのだろう。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.308
(5pt)

文句無し星5です。何度も読んでいます。

間違ったことをしているはずなのに登場人物が魅力的で物語にのめり込んでしまいました。
淳悟の心理描写がほとんど無いですが、花視点でもその切実さがありありと伝わってきました。
救いはありませんが個人的にはかなり好きです。
忘れた頃に読み返したくなる作品でもう4回ほど読んでいます。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.307
(4pt)

桜庭作品であればもっと面白いのが他にあります

赤朽葉、七竈、少女には向かない職業、この辺りの方が個人的には面白いと思います。
全体的に描写の比重が重すぎるかなあという感じですね。その描写自体も結構見事なんで引き込まれるものがあるんですけど、あまり好みじゃなかったなあ。これが文学ってやつなんですかね。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302

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