うつろな男の死
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TVのバーナビー警部の原作と思って読むと期待はずれです。アマチュア劇団を舞台にした演出家と俳優の確執を元にした作品で,トリックは単純です。複雑な推理で事件を解き明かすのを楽しむものではありません。 著者は,演劇のいろいろな名台詞や場面をちりばめていて,翻訳者はが文中に出展や解説を入れています.著者は楽しんだのでしょうが,読む方がついていけません.訳者が判らなかった引用(たとえば"A Funny Thing Happened on the Way to the Forum")もあるようで、訳者も苦労されたと思います。そのためか、訳文は凝っているようでぎこちない印象も受けました. | ||||
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演劇を舞台にした推理小説は多いでしょう。女流に限ると、ヘレン・マクロイの「家蝿とカナリア」、クリスチアナ・ブランドの「ジェゼベルの死」が入手しやすく、よい作品と思います。この作品もきっと気に入られるでしょう。ただし、推理小説的トリックやプロットは二の次で、性格描写、人間関係の心理、愛憎、犯人の描き方などかなり「濃い」です。女流の推理小説はどうしてこう「濃い」のだろう。著者のキャロライン・グレアムは、どちらかといえば、アリンガム〜P.D.ジェイムズ〜レンデルの系統であると思います。、一方で登場人物間の「まじめな(?)」恋愛や劇場に住みつく猫や迷い犬が印象的に使われていて、重苦しいストーリの中で清涼剤となっています。読者を強引に引っ張りきれない著者の優しさが感じられます。がちがちの「本格」ファンとしては物足りませんが、英国の小さな町の空気が伝わってきて、「猫」が登場するので☆4つです。 | ||||
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