魔者

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種別
長編
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1,350回
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4
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あらすじ

2024年08月28日 魔者

誰も知らないあなたの過去が、もし、小説で暴かれていたらーー。言葉で私たちを攻撃する魔者は誰だ?SNSの炎上、加熱する週刊誌報道……人の不幸を喜ぶ人間がいる。──お前たちを守るため、人間を喰おう。そうしよう。衝撃のデビュー作『ジャッジメント』の著者、書き下ろし長篇ミステリ(「BOOK」データベースより)

評判

魔者の評価:

6.50/10点 レビュー 2件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.50pt

魔者の総合評価:

8.25/10点 レビュー 4件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(6pt)

魔者の感想

タイトルそしてプロローグ、読み始めて不穏な雰囲気を感じたが、まったくそういうホラー系では無かった。
ファンタジックな雰囲気のミステリー小説のようだが、本質は一種の社会派ミステリーととらえることもできる。
現代社会にはびこるいじめ問題。さらには少年犯罪、被害者家族や加害者家族の問題。
こうした問題をストーリーの根幹に据え、主人公で週刊誌の記者である今井柊志が、自身の家族に起こった過去の事件を調べなおすことで、物語は進行する。

事件の詳細は割愛するが、所詮この主人公及びその姉の不遇は、親の問題なのである。
事件の間接的被害者である柊志やその姉、そして被害者の妹、さらには別の加害者の弟、どの親をみても俗物である。
俗物である親たちの扱いがいかにもステレオタイプ的で、ありきたり。
ここが少々面白くない。
なぜ面白くないのかというと、要するにこの物語の魔者は親だったということであり、その親を、いかにも何処にでも居そうなありふれた親として描いてしまったということである。ひねりが無く、せっかく子供たちの内面を丁寧に描いていたのに、勿体ない。そういうことなのである。

よって、このあたりの評価となった。

マッチマッチ
L6YVSIUN

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2
(5pt)

リンチや虐めなどの残虐な場面や、敵意や悪意に満ちた内容も多く描かれているが、優しい人の存在が救いになっている

週刊誌の記者である今井柊志は、ある小説に自分と亡くなった姉の幼い頃の体験が描かれていることを知り、封印していた27年前の事件の再調査を始めることになる。

19歳だった兄がリンチによる殺人で逮捕、その後、父と母は失踪し16歳の姉の小代子は自殺、6歳だった柊志は母方の伯母に引き取られた。

伯母夫婦の助けを借りて生きて来られた柊志が、職場に自分の過去を暴露する嫌がらせの電話や手紙が届いていることを知り、自分を守る手段として逃げずに過去と戦う道を選ぶ。

読んでいてつらくなるほど壮絶な経験をした柊志が、自分の面倒をよく見てくれた姉の死が本当に自殺だったのか、姉に何が起こったのか、を当時の関係者の話を聴きながら丁寧に調べていく過程は読み応えがあった。

物語の中に出てくる「優しい人」の定義が印象に残った。

「男でも女でもない。子どもでも大人でもない。日本人でも外国人でもない。みんな同じ心を持った、傷つけば痛い、バカにされたら悔しい、そう思える人。境界線の少ない人がいちばん優しい生き物なんだと思う。子どもの心も、大人の気持ちも、傷ついた動物の痛みも、みんなの気持ちを理解できるから」

本書では、リンチや虐めなどの残虐な場面や、敵意や悪意に満ちた内容も多く描かれているが、優しい人の存在が救いになっている。

プロローグとエピローグで魔物を遠ざけるための全く同じ物語が書かれている。

プロローグでは意味が分からなかったが、エピローグで改めて読むと小代子の優しさや、彼女たちの絆の意味がよく分かる優しい内容になっていたことに感動した。
魔者 Amazon書評・レビュー: 魔者より
4344043391
No.1
(5pt)

希望を捨てず、優しい世界を求めて。

ホラーではなく、物悲しさがあふれるミステリー。
ギフトは”苺ミルク味の金魚飴”だった。
その真相を求めていく。
虐めが蔓延している。
ドット柄のシュシュ。
友情は”私たちはエスポワール(希望)”だと。
魔物がいると自覚しつつ、境界線の少ない優しい世界に生きたいと。
魔者 Amazon書評・レビュー: 魔者より
4344043391

その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
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