地下墓地
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
地下墓地の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
地下墓地の総合評価:
8.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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10年ほど前に読んだ本だから、いくら”笊で水を掬う如く”読んだ本のことを忘れてしまう評者でも、本書を読み始めてすぐに犯人やストーリー展開などの粗筋が蘇ってきた。
が、メアリ・シェリーの『フランケシュタイン』にかかわることが、本作中でかなり重要なテーマとなっていたことを、再読することによってあらためて知り驚いてしまった。
物語は、観光地として有名なイギリスのバースと言う街の古代遺跡のローマ浴場の地下室で、白骨化した人間の手が発見されたことから始まる。
アメリカから妻と観光旅行に来たジョー・ドゥーガンという大学の教授が、歴史的な遺物を見るとたまらなくなる歴史ヲタクであり、たまたま古本屋で見つけて買った『ジョン・ミルトン詩集』を、メアリ・シェリーが所有していた本であったと推測することから事件が進展してゆく。
このジョー・ドゥーガン教授が、「ディオダディ荘の怪奇談義」から始まり、メアリ・シェリーがイギリスに帰り、このバースの街で『フランケシュタイン』を書き上げた経緯まで語らせる下りは、さすがピター・ラヴゼイならではと感じたのは評者だけではないだろう。
とにかくピーター・ラヴゼイのダイヤモンド警視シリーズは、作品ごとにモチーフも新たにしながら読者の期待を裏切らない上質なミステリになっているから、ダイアモンド警視ものを堪能するには、『最後の刑事』から各作品を読み進める事をお勧めしたい。
このシリーズ7作目の『最後の声』でダイアモンド警視は、愛妻のステファニーを失うから、この『地下墓地』では、ダイヤモンド警視がなんとなく陽気な感じに書かれていたように思えたのは評者だけだろうか。
評者は、2007年翻訳出版された『処刑人の秘め事』だけが未読?のようだから、これから読んでみようと思っている