愚者の街
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あらすじ
壮絶な過去をもつ元スパイに託された仕事は、腐敗した街をさらに腐敗させること――。生まれ落ちたときに母を亡くし、その後は父と二人で上海に渡ったダイ。南京路で爆撃に遭い、気づくと手をつないでいた父親は腕だけになっていた……。娼館のロシア人女性に拾われ、娼婦たちから様々な言葉や文化を学びながら生きのびて成人したダイは、やがて「セクション2」と呼ばれる米国秘密情報部でエージェントとしての活動に従事する。だが、何者かに陥れられて投獄され、情報部からも解雇。彼の出獄を待っていたのは、腐敗した南部の小さな街をさらに腐敗させ再興させるという突拍子もない仕事だった――。一人の男の数奇な運命を綴った壮大なるサーガにして、壮絶なる暴力と騙し合いの狂騒曲。二度のMWA賞に輝くクライム・ノヴェルの巨匠畢生の大作、ついに本邦初登場。(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
愚者の街の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
愚者の街の総合評価:
8.17/10点 レビュー 18件。
感想一覧
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Amazonレビュー
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個人的には、1930年代生まれのダイが幼少期にすごした第二次世界大戦前夜の上海での生活ぶりが一番興味深かった。ただ…、上巻終盤の凄惨な事件で、ダイがいくら拳銃を突き付けられていたとはいえ、全く抵抗せずただ見ているだけというところに強い違和感があった。そんなダイの姿勢にべヴァリーはどう思ったのだろう?ダイは後々もっともっと後悔するものではないか?ダイ自身には全く危害が及ばないことも不自然だと感じた。さらに後日加害者と顔を合わせたときのダイの対応にも大きく失望した。
長編であり大作だと思うしエンディングはよかったが、主人公の清廉さと仕事人じみた活躍劇が今さら特に痛快とは思えず、自分には古い時代の小説はあまり合わないのかなと感じた。