新本格ミステリを識るための100冊
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あらすじ
<新本格ミステリ>がこの一冊で解る! 令和にミステリ入門を志すあなたへ捧げる決定版ブックガイド!本格ミステリの復興探究運動ーー<新本格ミステリ>ムーブメントは、戦後日本における最長・最大の文学運動です。綺羅星の如き才能と作品群を輩出してきたその輝きは、令和に突入した今に至る本格ミステリシーンにまで影響を及ぼし続けています。本書では、<新本格>の嚆矢である綾辻行人『十角館の殺人』が刊行された1987年から2020年内までに刊行された日本の本格ミステリ作品より、その潮流を辿るべく100の傑作を厳選しご案内。さらにその100冊のみならず、本格ミステリ世界へ深く誘う<併読のススメ>も加え、総計200作品以上のミステリ作品をご紹介します。さあ、この冒険の書を手に、目眩く謎と論理が渦巻く本格ミステリ世界を探索しましょう!(「BOOK」データベースより)
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評判
新本格ミステリを識るための100冊の評価:
6.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
新本格ミステリを識るための100冊の総合評価:
6.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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本書で最も可笑しかったのは、第8章「一発当てて名を刻む」である。要は処女作で大当たりをしてそれっきり消えてしまった一発屋とその作品を並べたもの。初めから1作限りと決めていたかもしれないし、2作目を書こうにもネタが浮かばず呻吟苦吟だったり理由はそれぞれだろうが、なべて世は無常である。
改めて100作に名を連ねる作家を眺めると、現在でもコンスタントに新作を発表している人が数える程しかいないことに気付く。既に故人となっていたり元々寡作というのは別にしても、旧作を手直しした「新装完全版」とかミステリ評論などでお茶を濁して、肝心の創作の方はさっぱりというのが結構いる。旧作も品切れ・絶版の憂き目に遭っているもの多数。あたかも墓碑銘を見るようだ。例えば、第1章「第一世代の肖像」に登場する綾辻行人、歌野晶午、法月綸太郎、有栖川有栖、我孫子武丸の各氏は2作ずつ紹介されていて端から別格の扱いなのだが、近年彼らに話題となった新作があっただろうか? そうして見ると宮部みゆきや京極夏彦、東野圭吾のような毎年のように新作を発刊し、且つセールスの方も上々な息の長いヒットメーカーは稀有であり、化け物だろう。
余暇に手に取るには格好の良書。