夜の爪痕
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2020年パリ警視庁賞受賞作。そして、現役警察官による警察小説、「夜の爪痕」(アレクサンドル・ガリアン ハヤカワ・ミステリ文庫)を読み終えました。 主人公は、パリ警視庁売春斡旋業取締部、キャバレー課(本当にそんなセクションがあるのか?(笑))から犯罪捜査部に異動になった警視、フィリップ・ヴァルミ。1か月後、若いエスコートガールが凄惨な死体で発見され、彼女はフィリップの情報提供者だったことが判明します。犯人は誰、何故?そして、その事件は時を置かずして連続殺人事件の様相を呈し始めます。一方、フィリップは、妻のエロディーに長年隠し続けていた或ることを告白したがために別れを切り出されることになります。 パリの最新捜査を垣間見せ、現役警察官による作品と言われるだけあってリアリティを醸し出してはいますが、事件そのものに特に新味があるわけではなく、まあアベレージかなと思いながら、終盤に突入しました。私の評価のすべてはその終盤によって決定づけられています。何らか内容を示唆することもできなくはないですが(笑)、今回はやめておきましょう。シムノンの「メグレ」を引き合いに出すまでもなく、その運命的な展開はフレンチ・ミステリの持つ真骨頂なのかもしれません。 昭和艶歌のように思えたタイトルもまた、とても味わい深い。深くえぐられた爪痕は、生涯に渡って癒えることはないのだから。 | ||||
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