クレムリン・キス
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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イギリスの諜報機関MI-6のモスクワ駐在員ジョン・イングラムの後任として新人のジェレミー・ブリンクマンが選ばれた。イギリスの外務事務次官の息子である彼は、父親の権力に頼ることなく、MI-6内で優秀な成績を収めており、今回の人事は大抜擢だった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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スパイのリアルな家庭生活を描いているところが異彩を放っている作品。CIAのエディ・ フランクリンは故国に前妻と息子ふたりがおり、今はモスクワで後妻アンと暮らしている。 そこに英国MI-6の若手工作員ジェレミー・ブリンクマンが新たに赴任してくる。野心家の ブリンクマンは切れ者として知られるフランクリンに接近し、よい関係を作ろうと試みる。 そんな中、フランクリンの長男が麻薬を奪うための強盗で逮捕され、父親として帰国 することになったフランクリン。その急な出国になにか裏があるとみたブリンクマンは、 事情を探ろうとアンに接近する。モスクワでの生活を激しく嫌悪していたアンは・・・。 スパイ小説には違いないのだが、本格的なスパイゲームが始まるのは後半もかなり 進んでからだ。それまでは各国から集ったスパイ家族の交流や夫婦生活、妻たちの 秘めやかな内緒話に不倫、子供の非行と親のあり方といった家庭ドラマを描いている。 最後はフリーマントルらしく意外な仕掛けが用意されているのだが、どうにも腑に落ち にくい。唐突な印象があるし、スパイとしてそれってどうなのよ?とツッコミたくもなる。 いつもやり切れない結末に持っていくのがフリーマントルの特色ではあるのだがね・・・。 | ||||
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