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クレムリン・キス



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【この小説が収録されている参考書籍】
クレムリン・キス (新潮文庫)

クレムリン・キスの評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

家庭ドラマでハーレクインなスパイ小説

スパイのリアルな家庭生活を描いているところが異彩を放っている作品。CIAのエディ・
フランクリンは故国に前妻と息子ふたりがおり、今はモスクワで後妻アンと暮らしている。
そこに英国MI-6の若手工作員ジェレミー・ブリンクマンが新たに赴任してくる。野心家の
ブリンクマンは切れ者として知られるフランクリンに接近し、よい関係を作ろうと試みる。
そんな中、フランクリンの長男が麻薬を奪うための強盗で逮捕され、父親として帰国
することになったフランクリン。その急な出国になにか裏があるとみたブリンクマンは、
事情を探ろうとアンに接近する。モスクワでの生活を激しく嫌悪していたアンは・・・。

スパイ小説には違いないのだが、本格的なスパイゲームが始まるのは後半もかなり
進んでからだ。それまでは各国から集ったスパイ家族の交流や夫婦生活、妻たちの
秘めやかな内緒話に不倫、子供の非行と親のあり方といった家庭ドラマを描いている。
最後はフリーマントルらしく意外な仕掛けが用意されているのだが、どうにも腑に落ち
にくい。唐突な印象があるし、スパイとしてそれってどうなのよ?とツッコミたくもなる。
いつもやり切れない結末に持っていくのがフリーマントルの特色ではあるのだがね・・・。
クレムリン・キス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:クレムリン・キス (新潮文庫)より
4102165193

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