カイジ ファイナルゲーム 小説版



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初公開日(参考)2019年11月
分類

長編小説

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カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)

2019年11月14日 カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)

ギャンブル漫画の金字塔『カイジ』映画化第3弾は原作者福本伸行自ら脚本に携わり、オリジナルストーリーを考案。全く新しい4つのゲーム“バベルの塔”“最後の審判”“ドリームジャンプ”“ゴールドジャンケン”が登場し、ファン垂涎の手に汗握る展開が繰り広げられていく。そこでカイジを待ち受ける試練とは何か。(「BOOK」データベースより)




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No.4:
(3pt)

カイジはやっぱり漫画で読みたい

カイジの雰囲気をうまく文章で表せていると思う。そういう意味では良作なのだろうけれど、個人的に、カイジはやっぱりマンガで読みたい。
カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)より
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No.3:
(4pt)

スリリングな逆転劇、実は経済小説だった

オリンピック後も不況に沈む日本で、カイジはくすぶっていた。インフレのおかげで缶ビールが千円もする。
厳しい肉体労働の日当は一日一万円だ。ただし七割は経費や税金で抜かれて、手に入るのはたったの三千円。
革命が起こらないのが不思議だ。

肉体を酷使するゲーム「バベルの塔」で幕を開ける。なかなかの福本テイストだ。
が、これは序の口である。人生と人間力を賭けた「最後の審判」は凄まじい迫力だ。
皮算用の破綻、絶望からの逆襲はまさにカイジの世界だ。

が、このゲームさえクライマックスではない。
実は本作はギャンブル小説ではなく、壮大な経済コンゲーム小説なのだ。
経済官僚の高倉が企画する日本再生案は非人道の極みだが、現実の政治家たちの夢なんだろうなあ。

映画もDVDで見よう。
カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)より
4065178193
No.2:
(4pt)

面白いけど、前作とは別と割り切った方がいいかも…?

カイジの映画公開まで待てずにこちらの作品を購入しました。

この作品は原作者である福本先生考案のギャンブルということで、どのゲームも非常に楽しみながら読ませていただきました。

ただ、いくつか気になった点があったのでそこは述べておきたいと思います。
まず、2番手黒崎のキャラがかなり変化しています。原作でも映画の前作でも、冷静沈着で大人しいキャラであったにも関わらず、今作では気性が荒く、頭も切れないキャラとして描かれています。これは勝負の内容であったり、もう1人の敵である高倉の存在を考えると仕方ない変更だったのかもしれませんが、映画の前作を見ていると少し不思議に感じます。
もう一つは前作までの戦友坂崎の存在感の薄さです。作品に出てはくるのですが、正直居てもいなくても同じじゃないか…ってぐらい少ししか出ないので、キーパーソンとしてもっとしっかり出すか、いっそ出さないという風にしてもよかったのかと思います。

このようにちょっと違うな…と感じる部分はありましたが、ストーリーやゲームは独特の世界観が強く描かれており、非常に楽しめる作品となりました。
星5つとまではいきませんでしたが、カイジファンならオススメの作品ですし、今後の映画公開も非常に楽しみにしています。
カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)より
4065178193
No.1:
(4pt)

まごうことなき「カイジ」ワールドです

2020年1月10日公開予定の、実写映画版カイジ3作目の原作小説です。

今回は、前2作と違い、原作マンガとは全く異なるオリジナルエピソードになっています。福本伸行先生が脚本に関わっているとのこともあり、まごうことなき「カイジ」の新作になっています。政財界の巨大なマネーゲームに関わっていくあたりは、原作マンガには無かった新しい要素です。

肝心のギャンブルですが、なんと4種類もあります。鉄骨渡りのようなアクション系は「バベルの塔」、マネーゲームの縮図として「最後の審判(人間秤)」、覇王伝ゼロのような残酷アトラクション系として「ドリームジャンプ」、そしてもっともカイジらしい1対1の心理の読み合いとして「ゴールドジャンケン」があります。どれも、これまでの福本マンガのギャンブルをリファインし、総括したような内容で大変面白かったです。ただ、2019年11月の時点で小説を読んでしまったので、はたして、劇場版が十二分に楽しめるかどうか。どちらから見るのが幸せだったのか、映画のふたを開けてみないと分からないところですね。

 さて、カイジシリーズ初の小説です。私は、福本作品は全作品読んでいるほどのファンなのですが、本作もなかなか楽しめます。文体としてはライトノベルのカテゴリーになるでしょうか。マンガを読んでいる感覚で、さらっと読み終われるでしょう。

 しかし、カイジのファンとして気になった点も…。
冒頭、カイジが働く警備会社の主任の名前がなぜ「安藤(あんどう)」なのでしょうか?? 安藤といえば、限定ジャンケン編で印象を残した、あの「安藤」が思い浮かびますよね? これは、偶然かぶってしまったのか、わざとなのかは分かりません。しかし、わざわざ「太っている」という描写もあることから、これは、あの限定ジャンケンでの安藤が、違う役どころで出演していると考えるのが自然なのでしょうかね? 混乱を招くので、安藤の名前かぶりは、なんとかして欲しかったです。

 また、小説の文体そのものについて気になる点も書いておきます。
人物の心の中の声が、「地の文」と一緒に書かれています。
一人称視点(「オレは言った」)と、三人称視点(「カイジは言った」)を、どちらも使い分けて、混ぜて書いているといった感じです。

しかしそれは、主人公であるカイジの心の声に限らず、敵や、途中で出てくるチョイ役までもがそうなのです。「カイジのセリフ」→(地の文で敵の心の声)(地の文で状況説明)→「敵のセリフ」という感じです。そのため、ときどき、「これって、誰の心の声なんだ?」と混乱することがあります。
例えば、カイジと高倉(本作での最大の敵)がゴールドジャンケンの勝負の交渉をしているとき、カイジの仲間たちが、「ゴールドジャンケンだけは駄目ですよ!」と言い、カイジを止めようとします。
その後、
こいつらの方が遙かに冷静だな。
という地の文があるのですが、
一瞬、「これはカイジの心の声? 高倉の心の声?」と迷うわけです。まあ、ニ、三行ほど読み進めれば、状況は分かるのですが。

カイジのセリフの直後に、地の文で、敵の心の声が書かれていることがとにかく多いので、没頭して読んでいたはずなのに、「ん?……あぁ、これは敵の心の声か」と、一瞬混乱させられるので、どうにも、集中が途切れてしまうことがあります。非常にもったいないと思いました。
 他にも、カイジのセリフの直後に、「カイジは逆上し、高倉に掴みかかってきた」という地の文があります。いつの間にか、敵側の視点になってしまっている地の文なんですね。カイジの視点を中心とするならば、これは「掴みかかっていった」なのではないでしょうか?
 若い作家さんのようなので、今後さらにがんばって欲しいと思います。

 総評として、カイジファンならば読んで損はありません。星5とまではいきませんが、星4程度の満足度は確実にあると思います。小説から読むか、映画から見るか。ファンの皆さんは悩むところではないでしょうか。
映画の公開まであと2か月ありますので、私は、繰り返しこの小説版を読んでおこうと思っています。
カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カイジ ファイナルゲーム 小説版 (講談社文庫)より
4065178193



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