金時計
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あらすじ
1911年の冬――霧深い森にそびえる山荘「レヴン・ロッジ」。貿易会社の辣腕社長ヴィクトリアが招いたのは、いずれも一癖も二癖もある男女。ヴィクトリアの弟・ダレン、アーティストから転身した副社長アンドリュー・ヨハンソン夫妻、アンドリューの秘書のシェリル。アンドリューはシェリルとの浮気に溺れ、妻のアリスはとうにそれに気づいている。ダレンは金と女にだらしない男で、山荘で出会ったシェリルにも気がある様子……そんな顔ぶれが揃った朝、森の中で死体が発見される。現場は完全な「雪の密室」だった。1991年の初夏――劇作家アンドレは、子供の頃に観たサスペンス映画を探していた。スランプに陥っていたアンドレは妻のセリアの助言もあって、自身の創作の原点といえるほどの影響を受けながら、タイトルすら忘れてしまったその映画にもう一度向き合おうとしたのだ。隣人の勧めで、アンドレは映画マニアの哲学者モローを訪ね、彼の精神分析を通じて少年時代に立ち返っていく……。金の懐中時計、磔刑像、そして“存在しない戯曲"『黄衣の王』――魅惑的な小道具を通じて、80年の時を隔てた「過去」と「現在」が奇妙に呼応する、アルテ・ミステリの新境地!(「BOOK」データベースより)
評判
金時計の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
金時計の総合評価:
6.00/10点 レビュー 7件。
感想一覧
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1991年の事件と1911年の事件が交互に語られる。
バーンズが登場する1911年の事件では、雪の中の足跡のない殺人を扱っていて、そのトリックの巧妙さにおいてアルテの諸作品でもトップクラスだと思う。
ただ、プロットについては、両方の事件はそれぞれ単体でそこそこ楽しめるものの、輪廻転生をテーマとした割には、両者の結びつきが弱いというか相似性が弱いと感じた。
とはいえ、一定のクオリティは確保されていると思います。