蘭の肉体

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長編
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あらすじ

1963年03月01日 蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2)

母からは美貌と巨万の富を、父からは恐るべき殺人狂の血を受けついだキャロルは、嵐の夜、精神病院から脱走した。美女を追うギャングと殺し屋たちのまんじともえの争奪戦に血と銃声の雨がふる。二百万部を売った大ベストセラー『ミス・ブランディッシの蘭』の好評に気をよくして、ハードボイルドの巨匠が贈る、皆殺しの歌!(「BOOK」データベースより)

評判

蘭の肉体の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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蘭の肉体の総合評価:

7.20/10点 レビュー 5件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5
(5pt)

ハドリーチェイスの本を初めて読み、著者の本を全部読むきっかけになった本

日本の推理小説にはない面白さがあり、翻訳本でも読みごたえのある本を認識した。
蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2) Amazon書評・レビュー: 蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2)より
4488133029
No.4
(5pt)

ハドリーチェイスの本を初めて読み、著者の本を全部読むきっかけになった本

日本の推理小説にはない面白さがあり、翻訳本でも読みごたえのある本を認識した。
蘭の肉体 (1963年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 蘭の肉体 (1963年) (創元推理文庫)より
B000JAJ2RS
No.3
(5pt)

先の読めない面白さ

60年代には創元推理文庫でハドリー・チェイスの作品は何でも読めましたが、その頃はチープな題名だけで軽くみていました。数年前、「ミス・ブランディッシュの蘭」を読んで、こんなに面白かったのかと仰天、後悔しました。「蘭の肉体」以後、さぞかしボロボロの中古本しかないのだろうと悲観していましたが、偶々入手できた「蘭の肉体」はかなりの美本。狂気の美女が登場すればたしかにホラーめいてきますが、1940年代によくまあこういうドロドロした展開の話を書けたものと感心します。まもなく「悪女イヴ」の新版も出るので楽しみです。
蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2) Amazon書評・レビュー: 蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2)より
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No.2
(2pt)

空虚な面白さ

チェイスはいつも一定の満足感を保証してくれる作家で、年に1作は必ず読むんですが、今年読んだ本作は、今までで一番駄作かな。
普段は虫も殺せぬ可憐な乙女だが、何かの拍子に化け猫のような人格に豹変するという設定。精神病院から脱走した彼女を、腹に一物ある男どもが追う。キャロル(娘の名前)は自分を救ってくれたまっとうで親切な男に恋するが、男は殺し屋に殺されてしまう。ここから物語はキャロルの救いなき復讐劇に変化。もうハードボイルドどころじゃない、しっちゃかめっちゃかで、作者もまずいぞと思ったか、唐突にいろんな怪しい登場人物を投入しては、キャロルの行く手に山谷をつける。このへん、思いつきの場当たり設定であることがもうありあり。
などとけなしつつも、ページをめくらせる手腕は相変わらず一流です。中身はないけど、一気に読める、マンガみたいな作品。
蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2) Amazon書評・レビュー: 蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2)より
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No.1
(2pt)

ほとんどホラー作品

 一人の美女を巡り、死体の山が築かれていく・・・。スピレインに並ぶアクション派作家チェイスの代表作。
 しかし、世間一般のハードボイルドのイメージを求めて読むと肩透かしを食らいます。なぜなら、内容はほとんどホラー作品となっているからです。
 
 まず、登場人物。主人公キャロルは、殺人犯の父の遺伝子を受け継いだ殺人マシンです。また、彼女と対決する黒外套の殺し屋、サリヴァン兄弟の「周囲に不安を与える」存在感は、ホラー作品に登場するシリアルキラーそのものです。
 残念ながらハードボイルドらしい、トレンチコートやスーツでバッチリきめたカッコイイ登場人物が出てこないんですね。
 次にアクション・シーンの描写。ハードボイルドでお馴染みの銃撃戦よりも、爪やナイフなどの多量の苦痛と出血を伴う凶器によるアクションをじっくりと描いています。特に主人公キャロルが爪で相手の眼球を切り裂くシーンはどぎつい。
 そして最後に、チェイス自身は登場人物よりもシナリオの展開に重点を置いて作品を作るからです。チャンドラーやハメットのように、強力な主人公を軸とするのではなく、とにかく恐怖・残酷性の高い展開で読み手を引きずり込む。スプラッター映画の演出と同じですね。
 以上のように、ほとんどホラー作品に近い内容なので「カッコイイ、タフな男」を見たいというハードボイルド・ファンより、「とにかく怖くてハラハラさせる本を読みたい」という方にオススメします。 
蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2) Amazon書評・レビュー: 蘭の肉体 (創元推理文庫 133-2)より
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