閉じられた棺
- エルキュール・ポアロ (40)
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名探偵ポアロシリーズの初の公認続編の作家に選ばれた著者によるシリーズ第二弾となるもの。 | ||||
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前作(モノグラム殺人事件)、本作と読んできて、確信した。これはクリスティーではない。公認なんていうのは遺族のいやらしい金儲けであって、そこに愛はあるんか? と思わざるを得ない。アガサは草葉の陰で嘆いているのではないか。 クリスティー作品がほかのミステリと一線を画すのは、それまで見ていた絵がラストでまったく違う絵に見えてくる、というようなミスディレクションの切れ味だと思う。レッドへリング、語り、プロットのうまさ、と言ってもいい。 本書はいたって普通のミステリである、ギリギリ及第点ぐらいの。それは作者が違うんだから当たり前ではないか? という意見もあるだろうが、公認というのがどうも引っかかるのだ(ソフィー・ハナに非はないと思う…多分)。 本国イギリスではその後も公認続編が出ているが(現在5作)、日本では本書以降翻訳されていないのは、思いのほか商売にならなかったからだろう。ちなみに今クリスティーのレガシーを「正統に」継いでいるのはアンソニー・ホロヴィッツだ、と個人的には思う。 | ||||
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アガサ・クリスティー財団公認の語られなかったポワロものである。が、クリスティとは天地の差だ。まず一冊が長いし、語彙が(翻訳なので確証できていないが)豊富で、物語がわかりにくい。ミステリ界のハーレクイン・ロマンスかソープオペラである(だから多くの層に売れたのだ)クリスティとは全く違う。ついでに、ポワロの助手役が刑事だ。クリスティ物だと思わなければ、70点くらいのミステリだと思う。 | ||||
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ミステリ作家で元子爵夫人のレディ・プレイフォードの屋敷に招かれる。彼女の遺言が変更され、全財産を秘書のジョセフに遺すと発表される。そしてその晩にジョセフは殺害される。クリスティの世界観を踏襲してポアロの推理が展開される。犯人は意外のようで意外でもない人物だった。推理は多少強引なところもある。もっと推理にキレが欲しかった。ポアロがもっといやらしいほど自信家であったならもっと良かったかもしれない。ポアロが前面に出ている感じがしなかった。改めてクリスティの人物造形などが優れていたことに気がついた。作品としては及第点だが、クリスティの域には達していない。 | ||||
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