晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子
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「晴追町」シリーズの第2弾。 年上の人妻に恋した大学生の物語だ。 前巻のメンバーが引き続き登場し、ちょっとずつ関係性を深めていく。とくに巴崎と小鳥遊に変化あり。 ただ、打ち切りとなってしまったのか、これ以後、続刊は出ていない。謎はほとんど明らかにされないままだし、主人公とひまりさんの仲ももどかしいところで終わってしまった。残念。 | ||||
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前回から引き続き読んでいます。 今回は有海さんのこともそうなのですが、晴追町のこともだんだん明らかになってくる、そんな物語だと思いました。表紙も相変わらず素晴らしいです。 | ||||
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とろけそうな黒髪をシュシュでふわりとひとつに結んだ可愛い人妻のひまりさんに恋をしている春近、彼のまわりの8月3日から12月19日までの物語ですが、読んでいくと読者自身の心の打ち身や心の擦り傷の痛みが安らいでいく、そんな癒しの力を持ったお話です。 野村先生のこれまでのシリーズには、孤独からの救済の話、胸がキュンキュンする恋の話、すれちがう思いを結び直すお話と、温かい心が溢れているのですが、この「晴追町シリーズ」は私たちに身近な街での小さな出来事の上で、日々に疲れ果てた私たちの心も温かく包んでくれる、ハートにとても近い本です。だから最初の希望や恋に憧れる人よりも、失敗の辛さや恋の苦さを思いだせる人にお薦めです。 木村春近くんの日向ひまりさんへの想いを筆頭に(飯塚天馬と夜理子、二階堂さんと菊森柚月さんの二組を除き)結ばれそうにないいくつもの恋模様が交錯する春近の周りで、今回も、晴追町花火大会用花火玉盗難事件、電話ボックスの落書き問題、図書館の美形司書の騒動、犬の有海さんの浮気疑惑といったミニミステリーに春近が巻き込まれます。そして、「きれいになりますか?」というお願いに、「はい、やってみましょう」とクリーニング店のひまりさんが答え、有海さんと共に謎を解き、衣類も心の悩みも何度でもきれいにしていく形式も定着しています。 今巻では、想いの末に固まっていく醜さ、卑劣さ、弱さ、切なさ、激しさ、嫌悪、諦め、黒く淀んだ感情にも、その中心には美しく本当に大切なものがあり、最後にそれが残るのだと語られるところが特に美しいです。また、犬の有海さんの武勇伝といったアクションがあり、春近と小鳥遊が悪に立ち向かい、力強いところも面白い。第一巻より高まります。文句なしの★5つ。 「知りたがりの魔法使い」こと「人間の有海さん」は、春近以外の人々とは会っていて、強い影響を与えています。聖川文也など、今、人の有海さんが日葵さんのところにいないのは自分のせいだと言っているぐらいで、謎がどんどん膨らんでいます。更に、今巻は最後での春近とひまりの会話が、すごい引き。絶対次巻はありますね。 | ||||
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