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フェイスオフ 対決



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初公開日(参考)2015年09月
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フェイスオフ 対決 (集英社文庫)

2015年09月18日 フェイスオフ 対決 (集英社文庫)

こんな短編集、あり得ない!?英米の人気ミステリー作家が二人一組で物語を共作。しかも、お馴染みのキャラクターが競演するという贅沢さ。ハリー・ボッシュが担当する未解決事件の捜査が、パトリック・ケンジーが追う少女失踪事件と交錯する『レッド・アイ』。リンカーン・ライムの科学捜査とルーカス・ダベンポートの“不法”捜査で連続殺人犯を追う『リンカーン・ライムと獲物』ほか全11編の珠玉のアンソロジー。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

フェイスオフ 対決の総合評価:7.00/10点レビュー 4件。Dランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

フェイスオフ 対決の感想

英米のミステリー作家22名による短編集です。しかも、二人一組で一つの作品を作り上げる企画の作品となっています。
とは言うものの、私が知っている作家さんは一部しかいませんが…。
作者の作品の雰囲気を感じながら、作品を読む私にとっては、馴染みの無い作家の短編小説は雰囲気を掴みきる前に読み終わったため、少し物足りなさを感じましたが、それでも楽しく読むこともできました。

松千代
5ZZMYCZT
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(1pt)

夢の対決ですが、重大な欠点があります。

(ネタバレを避けるため、内容には踏み込みません)

 本書は、英米のミステリ・スリラー作家が2人1組で短編を共作し、それも、お馴染みのキャラクターが競演するという、文字通り"夢の対決"を収録した短編集です。
 選ばれたのは著名な作家ばかりなので、ミステリファンならその名を知らない人はいないと思います。

 ですが、本書には大きな欠点があります。
 まず、最初の「レッド・アイ」の1行目に
   >ハリー・ボッシュはできるかぎりトンネルを通らないことを心がけている。
 と、書かれています。
 でも、ハリー・ボッシュがトンネルを嫌う理由は、シリーズ1作目の『The Black Echo』(翻訳は『ナイトホークス』)を読んでいない人にはわからないでしょう。

 他の作品でも、各シリーズのファンが読むなら容易にわかるのに、一般の読者には意味不明のネタがいろいろ扱われています。
 そのため、読み手によってはまったく面白くないと感じると思います。

 また、ひどいことに、未訳長編の犯人名をはっきり書いている作家もいます。
 このようなネタバレは、どうにかして欲しかったです。
 おかげで、読めなくなった洋書が何冊も私の本棚に積んであります。捨てるしかないでしょうね。
 がっかりしました。
フェイスオフ 対決 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:フェイスオフ 対決 (集英社文庫)より
4087607119
No.2:
(5pt)

ダブル主演のジャブの応酬が愉しい。

子供の頃に読んだルパン対ホームズは、名探偵対世紀の怪盗という誰もが夢見たストーリーだった。しかし、原文ではルパンが対決したのはシャーロックではなくショルメという名の探偵だった。大星由良之助だったわけだ。
ところが、このフェイスオフは、それぞれのシリーズを持つ探偵や警官が、ガチで対決する。それぞれのキャラクターを生み出した作家がなんと共作しているのだ。初めて読む作家もいたが、キャラが立った主人公のダブル主演はどれも愉しめた。
そもそも短編のミステリーは綿密に伏線を張る紙幅もなく、中途半端な終わり方をするものが少なくない。日本の人気作家の作品でもそういうことが起こる。しかしながら、この本に収められた対決は、知らない世界へと導かれる導入部を読み進めるうちに強烈なキャラクター同士のジャブの応酬がはじまり、意外な結末へと突き進んでいく畳みかけ方が秀逸だ。
今回はじめて読んだ作家の作品は、これから読んでみようと思う。ミステリー入門書としても良くできている。日本では出版社やエージェントのシマを越えて、こうした対決を実現するのは大変なことだと思う。でも日本の作家にも、こうした企画をしてほしいと切に思う。
フェイスオフ 対決 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:フェイスオフ 対決 (集英社文庫)より
4087607119
No.1:
(5pt)

超豪華な顔触れによる共作短編集!

タイトル通り、まさにフェイスオフ。二人の作家が共作という形で対決するのだ。二人の作家で一つの短編を共作し、しかも、お互いのキャラクターが登場するという何とも豪華で、面白い企画の短編集。22名、11組による11編を収録。

共作する22名の顔触れがまた凄い。デニス・レヘインとマイクル・コナリー、イアン・ランキンとピーター・ジェイムズ、R・L・スタインとダグラス・プレストン&リンカーン・チャイルド、M・J・ローズとリサ・ガードナー、スティーヴン・マルティニとリンダ・フェアスタイン、ジェフリー・ディーヴァーとジョン・サンドフォード、ヘザー・グレアムとF・ポール・ウィルソン、レイモンド・クーリーとリンウッド・バークレイ、ジョン・レスクワとT・ジェファーソン・パーカー、スティーヴ・ペリーとジェームズ・ロリンズ、リー・チャイルドとジョゼフ・フィンダー。あり得ない!

『レッド・アイ』デニス・レヘインとマイクル・コナリー。何とハリー・ボッシュとパトリック・ケンジーが夢の共演を果たす。ストーリーは単純なのだが、ハリーとパトリックを如何にして同じ場所に立たせるかという設定がポイントのようだ。ハリーとパトリックの個性のぶつかり合いが面白い。

『すんでのところで』イアン・ランキンとピーター・ジェイムズ。ロイ・グレイスとジョン・リーバイスの共演。50年前に起きた事件。リーバイスはロイ・グレイスの助力を仰ぐが、解決することは出来るのか。

『ガスライト』R・L・スタインとダグラス・プレストン&リンカーン・チャイルド。FBIのペンターガスト特別捜査官を主人公にしたミステリアスな設定のサスペンス。短編で終えるには勿体無いくらいだ。

『笑うブッダ』M・J・ローズとリサ・ガードナー。ユング派のセラピスト、マカライ・サミュエルズとD・D・ウォレン刑事という異色の組み合わせが解き明かすミステリー。

『黒ヒョウに乗って』スティーヴン・マルティニとリンダ・フェアスタイン。弁護士のポール・マドリアニに対峙するのは敏腕検事補のアレックス・クーパー。巨匠によるリーガル・スリラー。意外な展開

『リンカーン・ライムと獲物』ジェフリー・ディーヴァーとジョン・サンドフォード。リンカーン・ライムにルーカス・ダベンポートというまさに夢の共演。さらにはアメリア・サックスとリリー・ローゼンバーグも加わり、四人で連続殺人犯を追う。この短編集の中では一番ボリュームがあり、非常にスリリングな作品だった。

『忌むべきものの夜』ヘザー・グレアムとF・ポール・ウィルソン。始末屋ジャックとマイケル・クインの二人が霊廟に眠る謎の美術品を探すのだがミステリーとホラーが味わえる作品。

『短い休憩』レイモンド・クーリーとリンウッド・バークレイ。二人とも初読みの作家。冒頭から全力疾走するかのようなスピーディな展開が面白い。

『サイレント・ハント』ジョン・レスクワとT・ジェファーソン・パーカー。ワイアット・ハントとジョー・トローナの二人が偶然にもメキシコに釣り旅行に行き、出会う。なかなか小粋な作品。

『悪魔の骨』スティーヴ・ペリーとジェームズ・ロリンズ。二人とも初読みの作家。冒険小説。

『有効にして有益な約因』リー・チャイルドとジョゼフ・フィンダー。ニック・ヘラーとジャック・リーチャーの二人のタフガイがタッグを組んで暴れる小品。雰囲気は良い。
フェイスオフ 対決 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:フェイスオフ 対決 (集英社文庫)より
4087607119



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