完全記憶探偵



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初公開日(参考)2016年12月
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長編小説

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完全記憶探偵 上 (竹書房文庫)

2016年12月15日 完全記憶探偵 上 (竹書房文庫)

歩いて、見て、訊いて、思い出す――“忘れることができない" 完全記憶能力を持つ私立探偵。 元刑事のデッカーは、妻子を殺され、犯人が見つからないまま警察を去るが1年後に起きた銃乱射事件とのつながりが見つかり、捜査することに…… あらゆる記憶をDVDを再生するように取り出せる男の、怒りと悲しみの事件簿。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

完全記憶探偵の総合評価:8.67/10点レビュー 3件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

完全記憶探偵の感想

中学、高校まではクラス一番の成績で皆から注目されていた。しかし、大学に入ると平凡で目立たない学生になってしまう。これってよくある話ですよね。デッカーはこのパターンでフットボール選手として
プロに入ってからはその他大勢の一員でした。しかし、努力して大きな体を生かした選手として試合に出る機会がそこそこありました。だがある試合中の事故によって脳がこれまでとは違った能力を持った
人間として瀕死の状態から蘇生します。日々の生活の中で見るもの聞くものすべてが脳内に記憶されます。決して忘れるということがありません。これはキツイ話です。人間は忘れる動物です。嫌なこと
辛い事を忘れるからこそ生きていけます。しかし、すべてが頭の中に記憶され決して忘れられなかったらどうでしょう。警察官から刑事になり妻と娘を持ち任務に励んでいたデッカー。ある日帰宅すると
家には義兄と妻と娘の死体がありました。その時のデッカーの記憶はすべて青い色で再生されます。この異常ともいうべき能力を持った探偵のデッカーという人間の内面もしっかり表されておりその人格も
読む側にすんなりと伝わります。事件は迷宮に入り警察を辞めたデッカーは落ちるところまで落ちます。薄汚れたホームレスからようやく探偵としての仕事をこなし日々の糧を得るまでに精神が回復します。
そんな時に元同僚の刑事から知らせを受けます。デッカーの家族を殺したと自供する男が現れたと。ここから物語が動き出します。文庫本上・下巻に別れたボリュームですが読み疲れるということはありません。
この特異な脳力を持った探偵を主人公にしたミステリですが良く書かれていると思います。事件の真相と犯人は無理のない設定でラストもそれ以外の解決では中途半端になってしまうでしょう。予定調和と云えば
そのとうりですが残虐な話からすればむしろその方が効果的と云えます。二転三転する展開からデッカーがすべての記憶を再生してピースを嵌め込むようにし犯人に迫っていく過程は読ませます。そして、デッカーの脇を固める人物たちも魅力あるキャラクターとして登場し活躍します。ボリュームの割にはスラスラ読めるので通勤の電車に乗っている時間などは頭を空っぽにして楽しめるでしょう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2:
(5pt)

ひきこまれる語り口

一度見たものを忘れられ無い超記憶症候群(加えて共感覚)の主人公が、観察したものを組み合わせて推理を積み上げて行きます。
上下巻とボリュームはありますが、テンポが良く、登場人物それぞれに個性があり、スッと読めました。
おもしろかったです。
完全記憶探偵 上 (竹書房文庫)Amazon書評・レビュー:完全記憶探偵 上 (竹書房文庫)より
4801909299
No.1:
(4pt)

タイトルに惑わされずに

是非に。
端正な捜査小説でした。
タイトルに騙されるな!という意味では、ジョージ・D・シューマンの「18秒の遺言」「最後の吐息」を思い出した。
完全記憶探偵 上 (竹書房文庫)Amazon書評・レビュー:完全記憶探偵 上 (竹書房文庫)より
4801909299



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