T.R.Y.
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T.R.Y.の総合評価:
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前作も素晴らしかったが本作はさらにスケールが大きく騙しの仕掛けにも磨きがかかる。何よりも仲間をはじめ敵のキャラクターがとてもいい。料理人を目指す江燕、弟分の王小平、登場人物すべてが曲者で飽きさせない。殷の遺跡に隠された伝説といいエンターテイメントとして完璧なまでに面白かった。もう伊沢修の活躍が読めないのが本当に残念だ。 | ||||
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前作が面白いものの、詰め込みすぎて消化不良の気配があったのに比べると、2作目はすっきりとしたストーリーラインになってエンターテイメント度が上がったように思います。 その一方で、今作の「袁世凱をだまして失脚させる」という狙いは、「だます」=「失脚」ではない分、前作の「日本軍高官をだまして武器を奪い取る」と比べて明快さに欠ける分、ストーリーを引っ張る力に欠けるように思いました。 その一方で、登場人物は底が浅いという指摘もあるかもしれませんが、特技のはっきりしたキャラクターが集まって、一つの目的に向けて助けあうというストーリーは、マンガ的な面白さがあると思います。 | ||||
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騙す、騙される、また欺く。広大な大陸と海原を貫き、歴史の時を刻もうとした、疾走する情熱、凄絶な正体。革命という熱病にうなされる怪男児―。第19回横溝正史賞正賞受賞作。 | ||||
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詐欺師たちを主人公に、歴史上の人物を登場させ、歴史のifを描いた作品で面白く読めました。 それぞれの勝手な思惑を抱えて登場する人物たちが織り成すストーリーは、複雑にしすぎという気もしますが、割と手際よく交通整理されていて、頭にすんなりと入ってきました。 とはいえ、デビュー作ということで、思い切りいろいろな要素を詰め込んだのでしょうが、詰め込みすぎて、要素が邪魔をしあって面白さを損ねている点もあるように思いました。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、船戸与一の「砂のクロニクル」のようにまとめたかったのか、それともドラマ「華麗なるペテン師たち」や「レバレッジ」のようにしたかったのか曖昧で、どっちつかずの消化不良な点もありました。 出版されてだいぶ時間が経っていますが、ストーリーは古くなっていないので、未読の方はこれから読んでも遅くは無いと思います。 | ||||
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あまり期待していなかったんですが、これも凄い本でした。 夜読み出したら寝るのを忘れとうとう朝方近くまでなりました。詐欺師が主人公ですが、明治時代の中国と日本を股に正義心旺盛。中国の暗殺者に追いかけられながら、自分のささやかというか、壮大というか理想を追っていくんですね。明治の元勲諸氏を騙したり、それでいて誰もが慕うキップのいい花柳界の老姉さんにも愛されるんですね。 当時の史実を深く研究している著者の筆力にも感心しました。 | ||||
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