T.R.Y.北京詐劇
- 横溝正史ミステリ大賞受賞 (25)
- 詐欺師 (129)
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前作も素晴らしかったが本作はさらにスケールが大きく騙しの仕掛けにも磨きがかかる。何よりも仲間をはじめ敵のキャラクターがとてもいい。料理人を目指す江燕、弟分の王小平、登場人物すべてが曲者で飽きさせない。殷の遺跡に隠された伝説といいエンターテイメントとして完璧なまでに面白かった。もう伊沢修の活躍が読めないのが本当に残念だ。 | ||||
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前作が面白いものの、詰め込みすぎて消化不良の気配があったのに比べると、2作目はすっきりとしたストーリーラインになってエンターテイメント度が上がったように思います。 その一方で、今作の「袁世凱をだまして失脚させる」という狙いは、「だます」=「失脚」ではない分、前作の「日本軍高官をだまして武器を奪い取る」と比べて明快さに欠ける分、ストーリーを引っ張る力に欠けるように思いました。 その一方で、登場人物は底が浅いという指摘もあるかもしれませんが、特技のはっきりしたキャラクターが集まって、一つの目的に向けて助けあうというストーリーは、マンガ的な面白さがあると思います。 | ||||
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前作を読んだのは、7〜8年前のサラリーマン時代。 筋は大方忘れてしまったが、主人公の井沢とヒロインのアイリーンが 浅草の四重の塔を逃げ回るシーンだけ、なぜかくっきりと覚えている。 前回は中国革命軍の為に、日本軍から詐欺で武器を奪うストーリー だったが、今回のターゲットは袁世凱。彼を詐欺で騙して失脚させる ストーリー。殷時代の遺跡の発掘シーンがあったり、あいかわらず スケールの大きいながら、しっかりとしたリアリティ。 相棒の関虎飛もいい味を出している。 「恐ろしいのはひとつの生き方、ひとつの考え方しかないと教えこまれる ことだ。ひとはたやすく統治者や指導者に騙される。 煽られ、感情にまかせて行動する。だが、私は子どもたちにはそうなって 欲しくない。きちんと自分で考えること、それが重要だ」 寡作な作家なので読むのは久しぶりだが、あいかわらずいい話を書いている。 心の磨耗してしまった部分を、少し埋めてもらったような気がした。 | ||||
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前作を読んだのは、7〜8年前のサラリーマン時代。 筋は大方忘れてしまったが、主人公の井沢とヒロインのアイリーンが 浅草の四重の塔を逃げ回るシーンだけ、なぜかくっきりと覚えている。 前回は中国革命軍の為に、日本軍から詐欺で武器を奪うストーリー だったが、今回のターゲットは袁世凱。彼を詐欺で騙して失脚させる ストーリー。殷時代の遺跡の発掘シーンがあったり、あいかわらず スケールの大きいながら、しっかりとしたリアリティ。 相棒の関虎飛もいい味を出している。 「恐ろしいのはひとつの生き方、ひとつの考え方しかないと教えこまれる ことだ。ひとはたやすく統治者や指導者に騙される。 煽られ、感情にまかせて行動する。だが、私は子どもたちにはそうなって 欲しくない。きちんと自分で考えること、それが重要だ」 寡作な作家なので読むのは久しぶりだが、あいかわらずいい話を書いている。 心の磨耗してしまった部分を、少し埋めてもらったような気がした。 | ||||
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前作の圧倒的な面白さに比べ、本作は詐欺のトリックも人間的な感情の表現も実に淡々としていると感じる。 主人公伊沢が少し歳をとり、革命軍も理想と情熱だけで動いていた古い組織から、 政治的な新しい組織へと変革しているのだが、 前作から時間がたっているので、やっぱり忘れている部分もあり、伊沢や彼を取り巻く脇役達をもう少し掘り下げた描写があれば尚良かった。 また、愛鈴がシャミールと付き合っている設定で登場した意味があったのか分からず、 その後シャミールと別れ、伊沢の元に来た行動も解せなかった。 その部分の感情をもう少し盛り上げて描写して欲しかったと思う。 しかし、自分はこのタイプの作品が好みなこともあるが、一気に読破できる面白さは充分。 次の展開が気になりサクサクとページが進む! 終わり方も第3作に続くであろう気配があった。 | ||||
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