白愁のとき
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
白愁のときの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
白愁のときの総合評価:
8.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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主人公は52歳の著名な造園設計家。こなす仕事は多くあり、「エメラルド開発」からは赤城山麓のリゾート・テーマ・パーク・プロジェクトの依頼を受けていた(その後、「エメラルド」は倒産)。
ところが人生の真っ盛りにあった彼に記憶の部分的喪失という症状があらわれ、診断するとアルツハイマー病の初期症状の疑いがかかった(「神の残酷な冗談」[下p.9])。
告知されたことにとる恐怖と、残りの人生を如何に生きていくかとの葛藤、それが本書のテーマである。
最後は、主人公が子どもの頃、疎開した福岡県怙土町で、自分の意思と想像力をたよりに時間を気にすることなく、公園造成へ取り組む意欲を漲らせて、終わる。桐乃の愛と助言が彼を立ち直らせたのだった。痴呆症から逝った叔母の思い出、「精神余命」の自覚、家族との葛藤、友人の医師とのやりとり、美人デザイナー桐乃との出会いとロマンスが挿入され、重いテーマであるが、心地よく流れる小説になっている。
アルツハイマー関係、造園関係の入念な下調べの成果が感じられる。