見知らぬわが子



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    5.00pt ( 5max) / 2件

    楽天平均点

    0.00pt ( 5max) / 0件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1976年12月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,296回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    見知らぬわが子 (光文社文庫)

    1998年10月01日 見知らぬわが子 (光文社文庫)

    ある夜、仕事から帰ってみると、二歳になる愛娘が瓜二つの別人と入れ替わっていた。いったい、だれが、なんの目的で?思い悩む私に、夫の愛人だった女から電話が入る。暗い海辺に呼び出された私を待っていたのは、絞殺された夫の死体だった。警察は容疑者として私を…。(表題作)サスペンス要素溢れる、著者渾身のミステリー傑作集。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    見知らぬわが子の総合評価:10.00/10点レビュー 2件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (5pt)

    古本ですが、良質で、よみやすかったです。

    テレビドラマの原作だったので、読んでみたくなり、注文しました。大変楽しめました。
    何度も読み返しています。
    見知らぬわが子 (講談社文庫 な 2-2)Amazon書評・レビュー:見知らぬわが子 (講談社文庫 な 2-2)より
    4061360574
    No.1:
    (5pt)

    記念すべき第一短編集

    【収録作品】
    「見知らぬわが子」
    自分の子どもが、いつのまにか見知らぬ子どもにすり替えられていた………。私の脳裏に浮かび上がる、夫の元愛人。すると、彼女らしき者から電話がかかってきて、彼女に呼び出された場所に行くと、夫の絞殺死体が。

    「襲われて」
    夜の仕事からの帰り道、通り抜けようとした神社の境内で、何者かに襲われたとも子。幸い未遂に終わったが、代わりにタクシー運転手の木原が負傷していた。実は木原はある金融業者殺しの容疑をかけられていたが、とも子はこの事件の犯人を目撃したかもしれないことに思い当たる。

    「暁はもう来ない」
    裕介の妻・沙織に変装して殺害時刻を遅らせる偽装をして、沙織殺しの裕介のアリバイを工作した私。しかし、このアリバイ工作は、不運に見舞われ用をなさなくなる。だが裕介が言うには、自分が屠ろうとしたとき、沙織はもう殺されていたのだった。

    「死ぬより辛い」
    思わぬ不運から愛娘の命を落とした私。絶望から帰宅した夫ともに心中しようと試みるが、夫の作業着から夫の友人宛ての子どもの手紙を見つける。上司とのトラブルで会社を辞めていた友人は、それを家族には伝えておらず、夫は友人の方便に付き合っていたのだった。私は自裁する前に真実を告げようと、友人の家族のもとへ赴くが………

    「断崖からの声」
    新聞記者の滝田は、高校の同級生で芸術家の西川の妻・麻衣子に、西川家へ招待された。滝田はそこで、麻衣子の行動に不審を覚える。そしてついに麻衣子と他の男との逢引の現場を目撃する。嫉妬の感情に突き動かされた滝田もまた麻衣子に接近するが、翌日の夜、麻衣子の刺殺死体が海に浮かんだ。

    「緋の化石」
    ドライブインの個室から発見された男の毒殺死体。捜査本部は現場から立ち去った女を犯人とみて捜査を進める。被害者はある割烹旅館に投宿していたが、ここにもある女の影があった。

    「死人に口有り」
    被害者は絶命する間際にある名前を口にした。その名前と同一の江藤達夫の交際相手であるあや子は、江藤が変装して現場近くの駅前を歩いているのを見たのだった。

    ★  ★  ★  ★  ★

    名実ともに、戦後の日本ミステリー界を代表する存在である夏樹静子。そればかりでなく、夏樹は長編『第三の女』でフランスのロマン・アバンチュール大賞、『蒸発』『Wの悲劇』で中国の北京探偵推理文芸協会賞、さらに短編「足の裏」はアメリカのEQMM誌に訳載されたあと、仏訳、スウェーデン語訳に転訳され、ヨーロッパで最優秀短編に選出された。世界的にも、日本のミステリ―作家を代表する存在として、その名が知れ渡っている。
    周知のように夏樹の作品は、数多にテレビドラマ化されてきた。夏樹作品が映像制作者たちに親しまれたのは、その作品群のことごとくにドラマティックな展開が仕込まれていたからだろう。絵になる場面が多用されるより、展開の意外性があったほうが、ドラマ制作になじみやすいのだ。これは夏樹作品が軽薄であることではなく、逆に、ミステリーとして緻密に構成された一級品の持ち重りがあることを示している。
    夏樹作品が多くドラマ化された二時間ワイド枠が、ほぼゴールデンタイムから姿を消した昨今、夏樹原作のドラマに親しんだ人は、今こそ夏樹の小説を紐解くべきではないだろうか。もう夏樹静子の新作にまみえることはできないが、夏樹の遺した膨大な作品群は、今もなお、ミステリーとして鮮烈な印象を残してくれるはずだ。

    『見知らぬわが子』は第一短編集であることだけあって、どの作品も、作者の持てる力をすべて注ぎ込んだ熱気をはらんでいる。息苦しくなるほどのサスペンス、それを支える濃やかな心理描写、しかし読者の先入観を裏切るトリックとサプライズ。それでもなお、後に残る叙情。1970年代初頭の作品集にもかかわらず、現在読んでも、全く色あせていない。
    見知らぬわが子 (講談社文庫 な 2-2)Amazon書評・レビュー:見知らぬわが子 (講談社文庫 な 2-2)より
    4061360574



    その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク