サンキュー、ミスター・モト
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舞台は、1930年代の混沌とした北京。 北京の城壁内では、あらゆる人種が混じり合い、 様々な外交が繰り広げられていた。 かたや、城壁の外では、 いまだ匪賊が勢力をにぎり、 野蛮な略奪、殺戮を繰り広げ、 貧しい農民は、生きるために必死だった。 北京支配をくわだてる中国人匪賊、 その計画に巻き込まれるアメリカ人と日本人。 作者の目を通した、それぞれの人間性がおもしろい。 ときにへりくだり、ときに横柄に、 自分の損得勘定だけで動く中国人。 すぐに感情的になり、暴力的なアメリカ人。 冷静で、まったく心のうちを見せない日本人。 誰が悪か善か、という評価は下せない。 ただ、作者が描く日本人像とは、 称賛に値するほど、礼儀正しく、判断力にすぐれた人物らしい。 昨今の中国、アメリカ、日本の関係をニュースで見て、 何か憤然としないもやもやしたものを感じるが、 ここに描かれた日本人には、 常に他者に対して、例え敵でも敬意を表し、 自分の進むべき道をはっきりと見据えた潔さを感じる。 現代の日本人も、ぜひこうありたいものだ。 | ||||
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