天皇の密偵 ミスター・モトの冒険
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物珍しさから古本屋で買ったはいいが、たぶん読まずに終わるだろうと考えていました。アメリカン・コミック調のパロディスパイ小説と思いきやさにあらず、軍国日本の中国進出を背景に、中国/ソ連/モンゴルそれぞれの思惑と謀略が火花を散らす、ご機嫌な冒険物語であります。 主役を務めるのは日本の007ともいうべきモト氏--ではなく、騎士道精神みなぎる愛すべき甘ちゃん青年。これに一癖ある美女が絡んで、暗号の役割をしていると思しき野鳥柄の煙草入れの争奪戦が繰り広げられます。話の味噌はやはりモト氏のキャラクターで、剃刀のような頭脳、あくまで冷静で慇懃無礼な物腰、他人を操る手管に長けた老獪さ、そして本心から命を懸けて天皇に仕えようとする純粋さ。「ずるい奴」という雰囲気をぷんぷん匂わせながらも、時には敵にすら信頼感を与える紳士的態度。現代日本の宰相もこうあってほしいものです。 | ||||
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