テロル



    ※タグの編集はログイン後行えます

    ※以下のグループに登録されています。


    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.50pt ( 5max) / 10件

    楽天平均点

    0.00pt ( 5max) / 0件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []A
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2007年03月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,071回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)

    2007年03月23日 テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)

    イスラエルの都市テルアビブに瀟洒な家をかまえるアラブ系の医師アーミンは、最愛の妻シヘムとともに幸福な生活をおくっていた。だが、あの自爆テロがすべてを変えた。19名の犠牲者。その中にシヘムがいたのだ。呆然とするアーミンに刑事は衝撃的な言葉を吐く。「テロの首謀者はあなたの妻だ」妻は妊婦をよそおって爆弾を腹に抱え、自爆したという。なぜ彼女がそんなことを…。アーミンは真相を探るため、妻のルーツを探り、やがて想像を絶する真実に辿りつく。イスラムの夫婦の見えざる亀裂を描き出す、哀しみに満ちた愛の世界。テロが横行する極限下、イスラム社会の至高の愛と究極の絶望を描いた傑作。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    テロルの総合評価:9.00/10点レビュー 10件。Aランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.10:
    (2pt)

    とても期待外れでした。

    大きな期待をもって、読んだせいかすごく裏切られた感じでした。イスラエルとパレスチナの情勢がよくわかるだろうと思い、読み進んだが、我々がTVのニュースで知る程度のことしか語られていなくてとても残念だった。

    文章も、稚拙さが目立ち、登場人物ことに主人公には到底共感することもできずに終わった。自爆テロを起こした妻の背景を詳しく語るのであれば、納得できるところもあったのだが、それもなく3/4読み進んで何もないことを知ると、時間を返してほしいとさえ思った。
    救いと言えば、ショックのため感情的になって周りの人々の善意を受け止められない主人公が、爆死してしまうところぐらい。他の結末は到底考えられないだろう。

    小説で社会情勢や風俗を知ろうという考え自体がいけなかったのか!? 読後感も良くなかった。タイトルの帯が机の上に残っていたのを見て、早く捨ててしまいたいとさえ思わせた作品。
    テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)より
    4152088052
    No.9:
    (5pt)

    小説の力を実感する傑作

    あまり読んだことのない国の小説を読みたいとふと手にしてから引き込まれ、一気に読んでしまった。スピード感溢れる展開でエンターテインメント性も高く、読み進むにつれて世界観が変わっていく興奮とめまいを感じる。現代日本と全くかけ離れた状況なのに非常にリアリティがあり、小説の力を実感する傑作。
    海外の小説を読み慣れない人でも楽しめる。
    テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)より
    4152088052
    No.8:
    (5pt)

    打ちのめされる一冊

    イスラエルで成功したアラブ系の医師である主人公は、突然の妻の喪失と隠されていた秘密を知るために旅をし、親族に会う。

    妻の決意の源にある救いようのない現実は、読んでいて息がつまる。
    そして、共有できなかった気持ちがあったことを知る主人公に心が痛む。

    戦争や対立がある以上、誰かが命を落とし、背景には必ず傷付く人々がいる。
    不毛な復讐心も当事者には不毛と片付けられるものではない。
    この現実の描写は簡潔でありながら、ものすごい真実味がある。きっと、著者が実際に触れてきた世界のせいだろう。

    最後の最後まで切ない一冊ではあるけれど、出会えたことを感謝したい一冊。
    テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)より
    4152088052
    No.7:
    (4pt)

    生の脆弱性と死の絶対性

    この作家の作品は常に綿密な構成が特徴的である。
    不自然さ、唐突さ、どこにもすきというものがない。
    物語の展開、人物の描写、会話の交錯、場面、風景描写、
    いずれも破綻なく確かな筆の運びで素晴らしい。

    この作品の場合、プロローグはサスペンス小説的であり、
    妻の唐突な暴死、という日本人の我々にとっては衝撃的、
    馴染みのない非日常的な出だしで読者を作品中に引きず込む。

    一見その謎解きの体を成している小説である。
    が、やがて甚だ理不尽であるが、世界の中にはこの不条理を身を持って受け入れざるを得ない、
    そのような緊迫した人生の時をうつろわざるを得ない人々がいること、
    それを認めざるを得ないのである。
    ぬくぬくとした部屋のソファーで読み進む私のごとき平和ボケ読者は、
    その認めたくない事実に慄然とし、恐怖と後ろめたさを悪夢の如くに感じる。
    夢で済まされる者は幸福である。

    日本語に訳出された他の二作品と同じく、ここでも男性の視点で語られる。
    作家の経歴を考えたくなくとも、読み手の思いは彼の生活歴に至ってしまう。
    乱暴に言えばイスラエルを舞台にしたこの作品でさえ、どこか私小説的なのである。

    難を言えば主人公の微妙なノマード的あやうさ、
    その内省の描写がやや肌理が粗いことであろうか。

    作家の過去現在の境遇そのものなのであるが。
    テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)より
    4152088052
    No.6:
    (5pt)

    世界の見かたが変わるかも

    「仲むつまじく暮らしていた妻が自爆テロの犯人だった」。
    この設定からかなり心を掴まれるが、読み出すとさらに面白く、
    一気に引き込まれてしまった。
    しかもフィクションでありながら、
    どうしようもない現実も突きつけられる。
    また、硬派な話だが訳がとても読みやすいのも良い。
    訳者が「良い本は面白いと思わせると同時に、世界の見方すら変える」といった
    ことを書かれているが、まさにそう。
    価値観に揺さぶりをかけてくる本。
    テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)Amazon書評・レビュー:テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)より
    4152088052



    その他、Amazon書評・レビューが 10件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク