終止符(ピリオド)
登録されているタグ
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
0.00pt
5.50pt
Amazon平均点
4.00pt
みんなの オススメpt 自由に投票してください!!
0pt
↑現実的
20.00pt
10.00pt
←非ミステリ
80.00pt
ミステリ→
20.00pt
↓幻想的
初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
2,061回
お気に入りにされた回数
0回
読書済み登録回数
2回
- このページのURL
あらすじ
外部リンク
評判
終止符(ピリオド)の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
終止符(ピリオド)の総合評価:
8.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
定年退職寸前の警察署長と警部2人、巡査2人しかいない警察署に、近隣都市から凄腕の刑事部長ファン・フェーテレンが応援で駆けつけることになります。後に彼の部下ミュンスターもやってきて、共同で捜査に当たるのですが、遅々としてはかどらず・・・とうとう3人目の犠牲者が出てしまいます。3人目は資産家医師の息子で自身も医師の、容姿にも恵まれたエリート男性でした。やっとみつけた3人の被害者の共通点と言えば、ごく最近この町に帰ってきたということだけ・・・果たして真相は?というストーリーです。
北欧ミステリによくある設定ですが、主人公のファン・フェーテレンは離婚経験者、警察署長もすでに妻を亡くしています。女性警部のメルクはボーイフレンドがいたりいなかったりの一人暮らし。それぞれが内面的な悩みを抱え、孤独な独白を繰り返しながら、日々の仕事に集中しようとしています。部外者であるファン・フェーテレンを暖かく迎える署長ですが、2人が日々一緒に食事をし、飲み、話あうおじさん2人のシーンがなかなか渋くてステキです。
また、女性警部メルクが、夫と子供と家とボートを持っている友人たちを羨み、自分はもう31歳なのに何も持っていないと悩むところなど、とても先進的なスウェーデンとは思えません。それとも作品が書かれた1994年当時はあちらでもまだこんな感じだったのでしょうか。彼女はまた「日曜には実家に帰ってくるの?あんな恐ろしい事件にあなたが関わることないでしょう?あんなの男の人の仕事でしょう?」としょっちゅう電話をかけてくる母親にも悩まされていて、まるで日本のようだと笑ってしまいました。
物語は登場人物の視点が入れ替わり、時には犯人の視点からも描かれます。少しずつ集まってくる手がかり、出向き、調べ、情報を持ち寄って、状況を詰めていく警官たち、地道な捜査がだんだんと真相を明らかにしていきます。犯人は意外な人物でした。とてもよくできた警察小説だと思います。
この作品はシリーズ2作目でスウェーデン推理小説アカデミー最優秀長編賞を受賞しています。以後、毎年のようにシリーズ作品が発表され、2003年に最終の10作目が発表されているようです。スウェーデンではミステリ好きなら誰もが知るシリーズだそうで、テレビドラマにもなっているのですが、日本では本書しか翻訳されていません。ホーカン・ネッセルの作品は、他には「悪意」と言う短編集が翻訳されているだけですが、この中の1作品はハリウッド映画化されているそうです。
他のレビューアさんも書いていらっしゃいますが、このファン・フェーテレン・シリーズ、今からでも全巻、翻訳出版してもらえないでしょうか。とてもいい作品だと思います。