密造人の娘
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ヒロインのデボラは判事なので、厳密に言うと探偵ではないのですが、事件を解決していくという意味では半分探偵といってもいいでしょう。 ただし、ヴィクやキンジーと一番違うのは、デボラが大家族出身ということ。なんと12人兄弟の紅一点の末っ子!なので、作品中にはシリーズを通して、たくさんの兄・その妻、甥っ子姪っ子が出てきます。(私は簡単な家系図を書いて、関係を把握しました) デボラは訳者の言葉を借りると「すねに傷のひとつやふたつ持つ、清濁併せのむ現実的な大人の女性」。知的でかっこいいヒロインのミステリが読みたければ、イチオシのシリーズです。 | ||||
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90年代にあっても人種や女性、同性愛に対する根強い閉鎖的な見方がさなされるアメリカ南部(ノース・カロライナ州)が舞台。地方裁判所判事に立候補した女性弁護士が、選挙戦を戦いながらも、迷宮入りした殺人事件を追うというストーリーだ。 誰もが顔見知りで、地縁・血縁を大切にするファミリー感たっぶりのお国柄が色濃くでており、南部人気質(というのがあればだが)が良く分かる作品になっている。 事件への深い関与が主人公の選挙の足を引っ張ってしまうわけだが、正義感あふるる自立した女性として好感が持てる。事件の結末は予想がつくけれど、ご当地ミステリとして愉しませてもらった。 人物がやたらと多いのと、地元のドン的存在である主人公の父親の登場シーンが少ないのは、シリーズの第一作としては狙ったところかな。【MWA賞】 | ||||
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少し古いアメリカ南部の田舎の町の、群像ドラマの1話目、という雰囲気。 事件の追求と、主人公を取り巻く日常が半々くらいで、途中は少しもどかしかった。 登場人物が多すぎて、1作では関係を整理しきれないけど、 人間関係が濃厚で、登場人物がみんなとても人間臭い。 後味も、甘すぎず、苦すぎず、で悪くない。 本国では現在までに20作も出ているシリーズとのこと。 ぜひ、続きを読みたいです。 | ||||
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途中露骨な伏線が入るのでミステリとして楽しめる作品ではないが、 それなりに入り組んだストーリーは悪くない しかし問題なのは登場人物の多さで、表紙裏に名前が載っている人物だけで25人、さらに 表紙を見て確認できない人物も20人近くはおり、当然初登場以降説明なんてないから 読んでいて誰が何なのか非常に混乱させられてしまった 主人公もやや設定過多なところがあり、もう少しシンプルな設定でも良かったのではないかと 思ってしまうこともしばしば まあその辺をある程度割り切って読めばそこそこ楽しめる作品だろう | ||||
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アメリカの現状を理解できないと、読み進むのが辛いかもしれません。 民主党と共和党を中心にした政治の選挙制度。 陪審員や判事などの法律に関する制度。 アルコールや麻薬などに対する取締りの変遷。 白人、黒人など、原住民でない人達の割合が高い土地柄。 女性と男性の平等性と、単一性同好者。 弁護士としての主人公が、さまざまな社会の軋轢の中で、 判事の推薦選挙のかたわらで、同時進行的に、殺人事件の犯人に迫っていく。 アメリカの現状を理解したいと思わないと面白くないかもしれないが、 アメリカの現状を理解しようと思うと、少なくとも上記の5つが読み取れた。 途中の伏線は、割と読み取りやすいものだったので、大どんでん返しという感じではなかった。 | ||||
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