ロンドン・ブールヴァード
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種別
長編
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あらすじ
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評判
ロンドン・ブールヴァードの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
ロンドン・ブールヴァードの総合評価:
8.67/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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3年の刑期を終えて出所したミッチェルは、すぐに昔のギャング仲間から手荒な仕事を任されて世話になりながら、一方でふとした縁から往年の大女優リリアンの雑用係の職を得る。何かと世話を焼く彼女の執事ジョーダンを含めてミッチェルは次第に舞台復帰に執念を燃やすリリアンとの関係を深めて行く事となり、最初はごく軽く考えていたのが思いも寄らぬとんでもない事態へと発展するのだった。
本書は400頁近い文庫本ですが、主人公が所々に詩的な会話を割り込ませている為に全体的に余白部分が多く、集中すれば誰でも短時間でさらっと読めます。ミッチェルは文学からミステリーまで何でもござれの小説マニアで、作品から一部を引用したり彼流の警句を吐いたりして、笑えても笑えなくても常にご機嫌な爽状態でぶっ飛ばします。そしてどんな事態が起きても全くあわてず自信満々のタフガイ振りで冷静に対処します。それに悲しみにも動揺せず立ち直りが早いとなると殆ど完璧と言えるでしょう。ところが、そうなると意外にも著者のこれまでの作品に登場したダメ男が恋しくなります。要はあまりに人として欠点や悩みがないと人間性が見えず愛すべき魅力を感じないのです。小説の深みを求めると少し物足りなさも感じますが、本書は軽いノリで最後まで楽しめる上手く出来た犯罪小説だとは思います。