帰郷
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あらすじ
戦地と軍務を離れ、クウィンは六年ぶりに故郷の町に帰ってきた。地元の保安官をつとめ、クウィンにとっては父親代わりだった、敬愛する伯父の葬儀に参列するためだ。だが、そこで彼が耳にしたのは、伯父は自殺だったという衝撃的な言葉だった。さらに伯父の土地の権利を狙う者がいると知り、クウィンは事の真相を探りはじめるが……陸軍の精鋭レンジャー部隊員が、故郷に巣食う巨悪と対決する! 実力派が描く、男の闘い出版社からのコメント2011年に発表された本書は、東野圭吾の『容疑者Xの献身』などと肩を並べて、2012年のエドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)の最優秀長篇賞候補となった。その評価は高く、翌2013年にもシリーズ第2作The Lost Onesが連続して同賞の候補となっている。2012年は『喪失』(モー・ヘイダー)、2013年は『夜に生きる』(デニス・ルヘイン)とミステリ界屈指の大物に賞を譲ってはいるが、最高の栄誉とされる同賞を受賞して名実ともに「エース」となる日も、そう遠くはないだろう。(「BOOK」データベースより)
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評判
帰郷の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
帰郷の総合評価:
5.75/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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作者は、ロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズを引き継いでいる実力派作家とのこと。そういわれれば、現代風のソフトなハードボイルドの雰囲気が似ているかな? しかし、本作の舞台はスペンサーが活躍するボストンやニューイングランドではなく、ディープサウスのミシシッピー州の片田舎ということで、全体にウェスタンっぽい活劇調に仕上がっている。
主人公・クウィンは、陸軍レンジャー部隊の現役で、田舎町の保安官だった伯父の葬儀のために故郷に帰った来たが、伯父は自殺だったと聞かされる。さらに、残された伯父の地所は借金の片として奪われようとしていた。この話に納得がいかないクウィンは真相を探り始めるが、世間の繁栄から取り残された南部の田舎町は狭い人間関係と欲望の網にとらわれ、善悪が入り乱れた複雑な様相を呈していた。
ミステリーというには謎解きの要素は少なく、ハードボイルドというには主人公が純粋過ぎる感じで、このあたりはスペンサー・シリーズに通じるところがある。武装してコンビニに立てこもった悪人グループに、主人公や保安官、街の住人たちが銃を取って立ち向かうクライマックスは、ウェスタンそのもの。全体を通して「帯に短かし襷に長し」な印象を拭えなかった。