追跡者たち
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あらすじ
夫と息子の横暴に耐えきれずに家出した主婦のミラは、職を求めるうちに情報部の事務職に採用される。そんなミラは、偶然の出来事からイスラム過激派と犯罪組織の関係する陰謀に巻き込まれる……腕利きボディガードのレマーは、ある農場主からの奇妙な依頼を受ける。密かに隣国から運びこまれる貴重なクロサイの護衛だ。もちろんそこには表沙汰にできない事情がある。こうして広大な国土を横断する危険な旅が始まった……さらに……まったく異なる三つの事件が、意外な構図を描き出す。ミステリの新たな地平、南アフリカから現われた世界的ベストセラー!出版社からのコメントミステリ的には馴染みの薄い南アフリカ共和国ですが、こんな作家が潜んでいたのか、と驚かされます。昨今話題の「北欧ミステリ」に負けない「南のミステリ」をどうぞ!(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
追跡者たちの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
追跡者たちの総合評価:
9.00/10点 レビュー 4件。
感想一覧
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Amazonレビュー
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1人目:夫と息子の横暴に耐え切れずに家出した主婦、ミラ。彼女は国の諜報機関で働き、そこで大掛かりな密輸事件の盗聴データをまとめます。
2人目:「流血のサファリ」主人公のプロボディガード、レマー。動物取引の護衛を頼まれますが、そこで盗まれた銃を追いかけるうちに暴力組織のボスと関わります。
3人目:元警察の探偵、マット。行方不明の夫を探す主婦の依頼を調べていくうち、暴力組織に関わります。
上記の3人の物語がミラ、レマー、ミラ、マットの順に語られます。上下巻合わせて1000ページ近い大長編です。
各々全く関係のない3人が携わった事件がそれぞれ短編としてぶつ切り終わりで語られますが、携わった事件は同じ暴力組織が起こした1つの国際的な密輸事件。ミラの密輸事件、レマーの近所の農家の動物取引、マットの一般市民の誘拐事件が同じ暴力組織の密輸事件に収束する下巻の最終数ページは、読んでいて正に息する暇もありませんでした。
レマーのプロボディガード、マットの元警察の探偵などはよくあるキャラクター付けですが、ミラの家出主婦は斬新でした。家庭を飛び出し社会人として生活していく場面から、恋をして職場を去り彼氏と自ら事件を動かす。従動的な主婦が恋というキッカケを踏み台にして主体的に動く1人の人間になる様子が面白かったです。彼氏が好きは好きですが、恋に盲目でなく、どこか冷めているのが良かったです。