消えゆくものへの怒り



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    初公開日(参考)2012年12月
    分類

    長編小説

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    消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

    2012年12月07日 消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

    あいつがまた帰ってきた! 毎年夏に発生し、若い女性が犠牲になる「ルート66連続殺人」。FBIはおとり捜査のスペシャリスト、ブリジッド・クインの指揮で罠を仕掛ける。だが作戦は失敗。おとり役の女性捜査官の失踪で事件は迷宮入りに……七年後、退職していたブリジッドに、犯人逮捕の報が入った。だが犯人の自白に疑問が残る。事件解決への執念を再燃させた彼女は、再び捜査の前線へ! 元おとり捜査官ブリジッド登場。期待の新鋭のデビュー作 出版社からのコメント 期待の新人作家、本国に先駆けてのデビューです。今後ともごひいきに。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    消えゆくものへの怒りの総合評価:8.50/10点レビュー 6件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    異色のヒロイン、異色のストーリー

    引退した捜査官が断りきれない事情から再度、捜査現場に戻って活躍するというのはよくあるパターンだが、主人公が60歳近い女性と言うのは初めて読んだ気がする(すでにあるのかもしれないが)。しかも、本筋はサイコパスを追いかける異常心理ものなのに、犯人の心理や行動の描写は少なく、ヒロインの心理描写の部分が多いのも異色だ。
    女性対象の性犯罪者を捕らえるための囮捜査のプロとして活躍していたFBI捜査官ブリジッドが、若い女性の囮の役目を果たせなくなり、後継者として育てたFBI捜査官が殺された「ルート66連続殺人事件」は、犯人を逮捕できないまま7年が経ち、ブリジッドは引退して新婚生活を送っていた。そこに、犯人逮捕の報が届くが、担当の女性捜査官コールマンは犯人の自白に疑問を持ち、真犯人かどうかの確認のためにブリジッドに協力を要請する・・・。
    捜査権限がない立場での厳しい捜査に、果敢に立ち向かう中年女性。体力、気力とも現役に負けないのだが、いかんせん警察力を駆使できない弱みがあり、非常に苦しい戦いとなり、自分自身はもちろん、最愛の夫までも苦しめる展開になってゆく。
    若い女性の役ができなくなった中年女性が、老嬢専門の連続殺人鬼に遭遇するところからスタートするストーリーは、異色と言えば相当に異色で、問題解決までの道のりにややご都合主義的なところもあるが、最後まで犯人が分からず面白く読めた。
    主人公のキャラが独特過ぎて、シリーズにするのはちょっと難しいかなと思うが、次回作はあるかどうか? その点も興味深い。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (4pt)

    新人のデビュー作としては良く出来た、サイコもの

    未解決だった連続殺人が解決されるが・・・というお話。

    よくあるサイコものといったらそれまでですが、一応及第点はあげられる作品だと思いました。ミステリの常道である、一見単純に見える謎の背後を探ると・・・という展開もまぁ許せます。

    良く出来てはいるし、新人でここまで書ければまぁ良しとすべきでしょうが、ちょっと刹那的な感じの作品なので、再読三読はないかも。

    とはいえ、才能のある方らしいので、これからに期待します。

    新人のデビュー作としては良く出来た作品。機会があったら是非。
    消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕Amazon書評・レビュー:消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
    4151795510
    No.4:
    (4pt)

    消えゆくものへの怒り

    ミステリーと推理小説とは峻別するべきとの立場をとっております。
    本作も犯人当ての推理小説ではなく、年配のヒロインの苦悩と愛が通奏低音として重要なポイントであり、それこそが醍醐味と思っています。
    推理小説とし捉える方には重過ぎるかもしれませんが、多くの日本製推理小説が及ばない読み応えがあります。
    消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕Amazon書評・レビュー:消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
    4151795510
    No.3:
    (5pt)

    戦う女性の美しさ。

    59歳の彼女は元FBIの捜査官。4年前に退職して、現在は再婚相手と幸福な日々を送っていた。ただ、彼女は、悲惨だった過去はできるだけ隠すようにしていた。そんなある日、かつて彼女が捜査に参加したが、解決できなかった“ルート66連続殺人事件”の犯人が逮捕されたという報せが届いた。しかし、犯人の自白には奇妙な点もあって、疑問が多く残るのであった。そして、このときから、平穏であった彼女の身辺に異変が起き始める・・・暴漢に襲われたり、ライフルで狙撃されるという事態も発生、なんとか、一命をとりとめる場面にも遭遇する。これは偶然であるはずもなく・・・彼女の捜査官魂に再び火がつき、危険な捜査に突入してゆくのである・・・。
    年齢に関係なく、女性は強く、戦う女性は美しい。
    消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕Amazon書評・レビュー:消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
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    No.2:
    (5pt)

    異色ヒロイン

    だんだん年取って50代とかのヒロインはたくさんいますが
    (V・I・ウォーショースキーとか)
    最初っから50代ってのは初めてかも。
    でもブリジッド女史、年を感じさせないし、体力もある。
    違和感ないし、成功作と言えます。

    ただ心配なのは今後。
    アガサ・クリスティーが後年最も後悔していたのが
    ポアロを最初から年寄りにしてしまったことだったそうで
    次作以降、どうなるかに注目したい。
    消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕Amazon書評・レビュー:消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
    4151795510
    No.1:
    (4pt)

    次作に期待

    タイトルはハードボイルド風だが、新人作家によるサイコサスペンス。主人公は元FBIのおとり捜査官、ブリジット。一体、誰が犯人なのかという謎解きもあり、アクションもあり、パトリシア・コーンウェルのような香りもある。

    サイコ物ではあるが、『羊たちの沈黙』とか『悪魔の囁き』のようなおどろおどろしさは無い。

    読みながら、主人公に若さがあればジェシカ・コランだし、やはり、主人公はケイ・スカーペッタに近いのかなと思ったりした。クラリス・スターリングでないことは確か。

    残念なのは、連続殺人鬼が二人も登場するのに…

    もったいない。
    消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕Amazon書評・レビュー:消えゆくものへの怒り〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
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