死神の座
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種別
長編
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評判
死神の座の評価:
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死神の座の総合評価:
8.00/10点 レビュー 2件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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いずれも腹に一物持っていて、正直に尋問に応えてくれないため、真相は一向に見えないまま、連続殺人劇が繰り広げられる。
舞台は今上天皇がまだ皇太子で、美智子様とのご婚約が発表される以前の、1958年7月の軽井沢。
皇太子が避暑においでになる8月までには事件を解決せねばと、捜査陣は焦るが、登場人物たちは浮世離れした道化芝居を続ける。
本来のワトソン役・松下研三も、よせば良いのに犯人逮捕に乗り出し、大立ち回りを演じてクライマックスを盛り上げる。
とは言え、遺産相続をめぐる殺人劇なので、有力容疑者は限られている。
犯人は初めから主要登場人物の中にいて、かつその中から3人殺されてしまうのだから、犯人の意外性は、余り無い。
しかし、ここではそうしたことは問題ではないのだろう。
これは、カーを手本にした一種のバカミス、farce(笑劇、道化芝居)と読むべきなのだと思う。
そういう視点からは、かなり面白く読めた。
時代設定をバブル期などに手直しすれば、まだまだドラマの原作にも使えるネタである。
開巻いきなり登場する、ちょっと頭がおかしいとしか思えない娘などは、ぜひ吉高由里子に演じてもらいたいものだ。