知らずにいれば
- サイコパス (23)
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前作に続けて読んだが、まあ、うまいねえ。実の親が連続暴行殺人犯。それとかかわらざるを得なくなり、恋人との関係をふくめ、生活がギクシャク してきて、さらにそれどころではなくなり、と、いう盛り上げ方がうまい。俺は男だけど、「うーん、どうするのが最善か」とちょっと考えちゃうもんね。 驚愕のラストをふくめ、じつに映像的で映画化にむいてる作品でもある。 あと、作中にでてくる孫子がきになって買ってきちゃいました。 | ||||
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表紙が魅力的だったし、あらすじも面白そうだったので、衝動買いだったのですが、内容が、主人公がカウンセラーに心のうちを独白するセッションという形式をとっていて、なんだか緊迫感がない。 かんじんな部分はかなり最初のほうで明かされてしまい、蛇足の部分が長すぎる。 ぜんぜん怖くない。 残念な作品でした。 | ||||
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カナダのヴァンクーヴァー島を舞台にしたサスペンス。主人公のサラが、自分の出生の事実を探るうちに自分の父親がシリアル・キラーではないかという疑念を持つ…『扉は今も閉ざされて』でデビューした女性作家の第二作。 今ひとつ面白味に欠ける。 | ||||
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様々な問題を抱えたヒロインが精神科医とのセッションで一人語りをするという文体形式の独自のスタイルで大成功を収めたカナダの女流サスペンス・ミステリー作家スティーヴンスの注目の第2作です。一人語りのスタイルの良い所は主人公に強く感情移入して自分の事の様に感じさせ深く作品に没頭出来る点にあると思いますが、反面はじめからずっと視点が変わらないので新鮮な気分転換が出来ずにどうしても単調になりやすい欠点がありますね。その意味での今後の困難さは予想されますが、著者がどこまでこの特異なスタイルを貫いて行くのか真に興味深く、これからも大いに注目して見守って行きたいと思います。 カナダのヴァンクーヴァー島で家具修復師として働き6歳の娘アリーと婚約者エヴァンとの満ち足りた生活を送っていたサラだったが、昔から唯一の気懸かりだった自分の産みの親についての調査を開始する。やがて遂に突き止めた実の母は彼女に冷たい態度を取って接触を拒否し、それだけでなく父親についての何とも恐ろしい衝撃的な事実が判明するのだった。 本書の展開は自分がサイコパスの連続殺人鬼〈キャンプサイト・キラー〉の娘である事を知ったヒロインのサラが警察の犯人逮捕の計画に協力してまんまと犯人を誘き出そうとする所までは比較的楽勝に思えたのですが、これが蓋を開けて見ると犯人が約束の場所に現れずに計画が中止となる事が幾度も繰り返されストーリーが遅々として進みませんので、多くの読者が相当に焦らされてイライラしっ放しになるでしょう。けれどやっぱりその事には確かな意味があり、終盤では婚約者エヴァンと精神科医ナディーンへの襲撃に次ぐ6歳の愛娘アリーの誘拐と目まぐるしくサスペンスが高まって行って、遂に怒涛のクライマックスを迎えるだけでなく更にその先に驚愕のどんでん返しが仕掛けられています。著者はミステリーの仕掛けの面でも息詰まるサスペンスの面でも進境著しく前作よりも遙かに成長を遂げていると思います。もしかすると勘の鋭い読者の方ならば事前にこの仕掛けに気づいたかも知れませんが、それでもこの大迫力のサスペンス・シーンには深く満足されるだろうと思います。そしてやはり本作でもサイコパスの脅威に耐え過酷な運命に打ち勝つヒロインの闘志に強く心を打たれました。周囲から危険だから身を引けと忠告されても応じずに最後は運命から逃げないで積極的に挑戦して行って生死ぎりぎりの所で勝利と幸せを掴み取るのですから本当に強く逞しい女性だなと頭が下がります。本書のもう一つの読み所は、サラとやんちゃな愛娘アリーと愛嬌者の愛犬ムースとのふれあい、サラと育ての両親や妹たちとの血は繋がっていなくても心の底で深く結びついている少し厳しい家族愛の物語、等々が上げられるでしょう。 次回作は精神科医ナディーンを主役に据えた物語だとの事で、どんな形であれ実力派の著者ならば必ずやファンを満足させてくれるだろうと信じて、まだ刊行されておらず気が早いですが紹介される日を今から楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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