ターミナル・エクスペリメント

登録されているタグ

※以下のグループに登録されています。

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

6.14pt (10max) / 7件

Amazon平均点

4.22pt (5max) / 18件

楽天平均点

0.00pt (5max) / 0件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

1pt

サイト内ランク[]
ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

38.00pt

ミステリ→

80.00pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
2,795回
お気に入りにされた回数
1
読書済み登録回数
7
このページのURL

あらすじ

1997年04月30日 ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)

医学博士のホブスンは、死にかけた老女の脳波の測定中に、人間の「魂」とおぼしき小さな電気フィールドが脳から抜け出てゆくのを発見した。魂の正体を探りたいホブスンは自分の脳をスキャンし、自らの精神の複製を三通り、コンピュータの中に作りだした。ところが現実に、この三つの複製のうちどれかの仕業としか思えない殺人が次々に…果たして犯人はどの「ホブスン」なのか?1995年度ネビュラ賞に輝く衝撃の話題作。(「BOOK」データベースより)

評判

ターミナル・エクスペリメントの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

ターミナル・エクスペリメントの総合評価:

8.37/10点 レビュー 19件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.18
(2pt)

味のないSF風味ミステリ風味

高評価レヴューしかないので少数派意見を。

SFとしてもミステリとしてもライトすぎる。
まずSF的なギミックの種が撒かれ、それがどう展開するのか当然期待して読み進めて行くと、そこから広がるアイデアは何もなかったことがわかる。ただ、それは次のギミックの種がまかれ話が展開することによって、何かそれが話の終盤に解決されるかのような印象を与える。実際は、全体の話をぶつ切りにしても問題の無いどこにも行き着かないSFアイデアの自転車操業。
同じように伏線が雪だるま式に膨張していくと錯覚させるGANTSと同じ構造。
ただまず間違いなく最後のギミックの種から遡るように話を作っているので、話自体は無難に、著しく無難に着地するので、しっかりまとまった話という体裁はむしろ守られる。
ミステリやSFを読みは当然として、少しひねくれた読者は何かもやもやした感じが残り、結局それ以外何も残ってないことに気がつくはず。
設定と犯人との関連性が無いことが決定的な欠点。そこが物語の核であったはずなのに。
いい意味の読書ミーハーあるいは初心者で、自分の頭の中で勝手な枝葉を広げられる人には好めるのかも。
現実の話の臨死体験の合理的考察をインド人が解説した部分はよかった。
ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF) Amazon書評・レビュー: ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)より
4150111928
No.17
(4pt)

死んだらどうなる。について書かれた本格SF

魂の存在や死後の世界について書かれた物語は数多くありますが、神話、伝承の類は別として、そのほとんどが“トンデモ”または“宗教的”と捉えられているのではないでしょうか?
 にもかかわらず、本書は、本格SF作家が、真面目に取り組んだ魂と死後の世界に関する物語です。
 と言っても、いかにもSFという、しちめんどうくさい理論に覆われた話ではありません。
 物語は、普通の夫婦の危機に起こった普通じゃない事件の顛末です。ただし、その骨格にはしっかりしたSF的なアイデアがあり、ミステリーとサスペンスの皮をまとっています。発表時点から見れば近未来(16年後)の2011年のトロントを舞台にした日常的な風景が通俗小説のように語られます。
 不倫と殺人事件という下世話な話が、魂と死後の世界という観念的な話にどうつながっていくのか?そのあたりが本書の特徴で、ソウヤーの腕の見せ所です。
 冒頭はサスペンス的に始まりますが、昔(1995年頃)を回想するシーンで主人公が魂の存在を発見するあたりまでのリアルさが、物語全体の雰囲気を形作っています。
 その後、話は佳境に入り、ミステリータッチの展開で一気に終盤まで流れ込んでいくのですが、ある意味ではとんでもない話なのに、あまりおかしいと感じないのは、主人公とその奥さんの話が、あまりにも地についているためだからでしょうか。
 一SFマニアとしては、瀬名氏の解説のとおり突っ込みどころがいくつかあって、その飛躍にニヤリとさせられるのですが、期待を裏切られた感じも少し残ります。ちょっと詰めが甘いよなあ。この展開もいいけど、もっとガチガチの展開を期待していたのでした。
 世界の反応にしても、幅広く、興味深く表現されているけれど、実際にはもっと大きな影響がありそうで、欲を言えば、そこも読みたかったのです。
 主人公の周りの小さな世界で語られていた話が、最後に一気に広がります。
 宗教のことは良くわかりませんが、キリスト教的な世界観に支配されている感じはあります。
 分厚い本ですが読みやすいので一気読みもできます。が、最後の10ページは読み飛ばさない方が良いでしょう。
 クライマックスでスピリットが選んだ方法もその一つだけれど、解説に書かれているとおり、作者は、議論のネタをばらまいていったのかもしれません。
ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF) Amazon書評・レビュー: ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)より
4150111928
No.16
(2pt)

なかなかの肩透かし

SF"風味"の設定に、ミステリ"風味"の設定。 さわりだけ聞くと面白そうなのだが、 元になるアイデアから話が発展していかないのでほとんど盛り上がりが無い。 描写や説明がさっぱりしすぎて緊迫感が無いせいかもしれない。 というか作者はおそらく科学に精通しているわけではないのだろう。 設定についての作中の解説は面白く読めたが、 話としては読了しても何も残らない。 起こった現象に対して登場人物達がちょっと右往左往しただけの話に思える。
ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF) Amazon書評・レビュー: ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)より
4150111928
No.15
(4pt)

ミステリーなサイバーパンク? サイバーパンクなミステリー?

脳の活動をスキャンすることで自分の“魂”をコンピューターに展開できるようになっている世界。デジタル化された“魂”(人口生命のようなもの)と、そのオリジナル?の魂から寿命などの制限を取り除いた不死をシミュレートする魂と肉体の制限をすべて取り除いた死後の世界をシミュレートする純粋な魂を作成し、それらが意思を持ってネットワークに放たれたことで、殺人事件などの騒動が起こる。

いろいろ話の展開に多少ひっかかるところがあったり、今となっては古い技術が使われていたりするものの、基本的には物語に引き込まれるように読み進められる。純粋にストーリーを楽しめた。

本のジャンルとしてはSFなのだが、殺人事件の真犯人を探すところはミステリーになってくる。犯人がリアルな人間ではなく、コンピューターで動いているプログラム(魂のシミュレーション)だというのが面白い。2045年といわれている技術的特異点(シンギュラリティ)を迎えると、このような犯罪も発生するのだろうかと考えると、フィクションではなくなる日がくるのではないかと読み終えてから思った。
ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF) Amazon書評・レビュー: ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)より
4150111928
No.14
(4pt)

一寸の虫にも五分の魂?

ソウヤーは広げた大風呂敷を折り目正しく畳んでくれる作家ではないので、結構重要なネタが回収されず放置状態のまま終わることが多い。
この小説最大の大風呂敷は序盤の「魂波」つまり人間の魂を発見する話たが、ここから派生した「動物に魂はあるか?」の問題も、あっけないほど深く追求されないまま終わる。

ウシには魂はない。でも、なぜかチンパンジーには魂がある。これだけ。
まともな線引きの根拠も示さないまま、こんなことだけ言われても困る。
じゃあ、犬猫はどうなの?、イルカやクジラは?、作者得意の?ネアンデルタールは?、あるいは異形のエイリアンは?と際限なく疑問がわく。
このあたりの妙にギクシャクした筆致からすると、ソウヤー自身、このままこのネタを続ければ泥沼にはまることを察知して、むりやり議論をうっちゃってしまった感じがする。

でも、愛犬家の私としては、ウチの犬に魂がないなんて言われても到底納得できないし、クジラに魂はないなんてことを書いたらシーシェパードが黙っていないだろう。
ウシに魂があるなんて考えるとステーキが不味くなるから、とりあえずウシには魂はないことにして・・・その程度の話なのか!?

まあこんな感じで、ツッコミどころ満載のソウヤーではあるが、善意にとれば広げる風呂敷が大きいだけ色んなことを考えさせてくれる作家ではある(なんという善意の解釈)。
デカルト主義(動物機械論)や動物の魂にまつわる本を検索していたら、もろ「動物に魂はあるのか」(中公新書)という本があったのでAmazonで注文してしまった。
あるいは、前に読んだ「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書)を再読してみようかなんて気になったりもする。

そんなわけで?ほんとは3つ星だが、オマケで4つ星を献上する。
ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF) Amazon書評・レビュー: ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)より
4150111928

その他、Amazon書評・レビューが 18件あります。
Amazon書評・レビューを見る