七年目の脅迫状



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初公開日(参考)1983年04月
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長編小説

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七年目の脅迫状 (講談社文庫)

1986年06月01日 七年目の脅迫状 (講談社文庫)

中央競馬会に脅迫状が届いた。「10月2日、中山第10レースの1番の馬を勝たせよ。この要求を受け入れなかった場合には……」最初に2億円のサラブレッドが、治療法のない伝貧(馬伝染性貧血)の犠牲になった。密命を帯びた中央競馬会保安課員・八坂心太郎が北海道へ飛ぶ。『焦茶色のパステル』に続いて刊行された「競馬三部作」の二作目。そうとはいえ、トリックもネタもまったく別なのが素晴らしいところ。もちろん競馬を一切知らない読者もOKというのは三作品とも共通する。1983年刊行。(講談社文庫)(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

七年目の脅迫状の総合評価:8.25/10点レビュー 8件。Cランク


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(8pt)

七年目の脅迫状の感想

ある日、中央競馬場に一通の脅迫状が届いた。
指定するレースの一番の馬を勝たせろ。
要求が受け入れられなかった場合、馬伝染性貧血(伝貧)の感染馬が出るだろう。
八百長レースなど受け入れられないと、中央競馬会は脅迫状を一蹴した。
すると数日後、予告通りに伝貧馬が発生した。
事態を重く見た中央競馬会の理事・江戸川は、保安課の八坂に調査を厳命した。
八坂が感染馬の発生した北海道へ向かうと、そこには思いがけず見合い相手の堀佳奈子がいた。
しかも佳奈子は八坂の行動を先回りしていた。
迷った末、八坂は佳奈子と互いの情報を交換し、事件を追ううち、七年前の伝貧発生に辿りついた。
はたして七年前に何があったのか―・・・

岡嶋二人氏の競馬三部作の一つです。
「焦げ茶色のパステル」「七年目の脅迫状」「あした天気にしておくれ」。
全て競馬ミステリですが、メインは各々異なります。
「焦げ茶色のパステル」は生産システム。
「七年目の脅迫状」は保険システム。
「あした天気にしておくれ」は馬券システム。
そのため、競馬ミステリでも内容は異なり、マンネリ感もありません。
競馬や保険の知識がなくても問題なく読めます。
八坂と堀も終始冷静で、読者を苛立たせることなく、着実に真相に迫っていきます。
まず、どうやって伝貧ウイルスを手に入れたのか。
七年前の伝貧発生時に誰がどう関わり何をしたのか。
今回の脅迫状の目的は何か。
そして、犯人は誰か。
一つひとつ、しっかり拾い、調べていくので読みやすいです。
脅迫状の目的は予想外で面白いです。

しかし、保険の存在が大きく、他二作に比べて馬の印象が薄いです。
他二作の方が、「競馬ミステリを読んでいる」感があったと思います。
しかし、これは好みの問題かもしれません。
良質なミステリですし、ハッピーエンド好きな方にオススメです。

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あんみつ
QVSFG7MB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.7:
(4pt)

謎解き

謎解きですね。
複雑な状況を作り出し、難しい関係を解きほぐしていく。
複雑な状況を描くので、人間の心情を描く余裕はない。
潔い作品だと思いました。

これはこれでありだと思いました。
七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)より
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No.6:
(5pt)

競馬ミステリの最高傑作

競馬好きでない人も楽しめる。
七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)より
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No.5:
(2pt)

策士策に

う~ん。

毒を食らわば皿までとはいっても、過失の殺人の隠蔽のために、サラブレッド3頭を屠殺に追い込んだ上で、殺人+殺人未遂はやりすぎ。

謎解きの瞬間は、「えっ」って気がしたが、落ち着いて読んでみるとありえんな。

策士策に溺れた感が残る。
七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)より
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No.4:
(4pt)

とてもきれいな状態でした

紹介に書かれていたより状態は良かったと思います。
書店には置かれていないことが多いのでここで購入できて良かったです
七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)より
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No.3:
(5pt)

乱歩賞作「焦茶色のパステル」を凌ぐ第二作

乱歩賞作「焦茶色のパステル」に続く岡嶋競馬推理2作目だが、本作の方が圧倒的に焦茶色のパステルより面白い。競馬三部作の中で傑作と言われる「あした天気にしておくれ」に勝るとも劣らない出来だ。
競馬がモチーフということで敬遠している人もいるかもしれないが、プロット自体は別にこれ馬でなく人でも全くおかしくない感じで、競馬云々は置いておいて純粋にサスペンスとして非常に良く出来た作品である。
過去の事件や複雑な人間関係が絡む話だが、岡嶋氏ならではの簡潔な文章で最後にはすっきりと全ての要素が解決する痛快さは見事。
読みだすと止まらない作品だ。
七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:七年目の脅迫状 (講談社ノベルス)より
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